#大人のねるねるねるね

ねるねるねるねは
子供のお菓子。

それでも
どういうわけか
大人になってからのほうが
お菓子売り場で
ねるねるねるねを
よく見かける。

ただし
大人の僕には
あの魔女は
見えないのだ。

ねるねエレベーター。

それは

ねるねを旅する

不思議なエレベーターなのだ。

無難に、普通のねるねるねるねにするか。

それとも、大人のねるねるねるねに挑戦するか。

それは、あなた次第だ。

中学生になってから私たちは
あの魔女の家に遊びに
行かなくなった。
あの魔女はお菓子売り場にも
現れなくなり、私は
いつしかあの魔女の
ことを忘れた。
―
先日、お菓子売り場で
「大人のねるねるねるね」
というお菓子を見つけたので、
手に取ってみた。
視線を感じたので顔を上げると、
あの魔女がそこには居た。
そして、ニヤリと笑った。

しかし別に、
見栄を張ることは
悪いことではない。
子供というのは
なぜか
大人のねるねるねるねを
練りたがるものなのだ。

精神年齢が低い人ほど
見栄を張って
大人のねるねるねるねを
練りたがるものなのだ。

その昔、大人になってもねるねるねるねを練る人物は、異端者か道化師だけだった。

現代では、年齢や信条は関係なく、誰でもねるねるねるねを練ることができる。

それに、大人のねるねるねるねという便利な製品も、現在では利用可能なのだ。

大人になってしまった私は

もう

子供のように練ることは

できないのだ。

笑いたくないのに
笑うのが
残念ながら
大人になることなのだ。

笑顔は
言語を超えた
国際標準…

あの魔女だって
ビデオカメラの前で
ニヤリと笑った。

こんなことなら、

子供の時に練っておけばよかった。

こんな行楽日和の昼下がり、
涼しい部屋で、ねるねるねるねを練っている。

その頽廃的な楽しみには、抗えない。

だからこそ、大人のねるねるねるねという商品が、販売されて、一定の支持を、得ているのだ。

左手にトレー

右手にスプーン

ねるねるねるねを

練りながら見上げた

大人の夏

子供部屋でねるねるねるねを練る

変わったのは、私が年をとったという事だけ

この部屋で今ねるねるねるねを練っているのは子供でも大人でもない、練り損ないなのだ

しかし感傷にふけるのはやめよう

今の僕には、練らないという選択はないのだから

ついに

私は

練らないまま

適齢期が

過ぎてしまったのだ。

しかし

大人のねるねるねるねという

製品があるので

諦めるのは

まだ早い。

Nerunru-Nerune for growing up：

That said, 「こうやってつけて、うまい」．

Regardless you are a children or not.