#婚姻届

見つめ合って
ためらいあって

それでも
互いの手のひら
握り合って

不器用な愛を
伝え合って

ね、
一枚の紙を書き上げて
持っていったね

ぎゅっと何度も
手を握り直してくれる君が
痛いほど愛しかった



会社の後輩だった君は
あっという間に
私の心の中に入ってきて

会社の後輩から恋人に
そして今日からはついに
私の…伴侶だね。

君がいなければ
私は今もきっとね

恵ちゃんの影を追い求めて
どん底を生きていただろう

君の笑顔が
照らしてくれた道を
大事にしたいと心から思う

これからも
いろいろな困難が
待っているかもしれないけど

いっときでもね
君とこどもたちと私と四人で
笑い合えたなら私は
それだけでとてもとても幸せ


ううん
きっとそれは

それだけで……なんて
言ったらいけないくらいの
君の頑張りの賜物だよね

私を、恵ちゃんを
こどもたちをまるごと
受け止めてくれた。

カズ、本当にありがとう。
君が愛しくてたまらない。

君のこと
恵ちゃんと同じくらい
大切にしていきたい

今の私にはそれが
精一杯だけど
それでもいいかな？

これからも
末永くよろしく

2017/10/10
婚姻届提出日

あの子たちを
寝かしつけている最中
ガタガタと隣の部屋で
何かしている様子の君

時折ガッターンなんて
あ、転んだなってわかるような
大きい音がしたりして

何やってるんだか
って私、くすくす
笑ったりなんかして。


こどもたちが寝て
私がリビングに戻ると
君の姿がなくて

寝室の隣の部屋を覗くと
真っ暗で何も見えない

「ぽーん？」
って私、最近
お気に入りの君の
愛称を呼びながら
電気をつけた。

目の前に広がったのは
目の前も足元も
見えないくらい
たくさんのバルーン。

バルーンの中には
お花が一輪ずつ入ってた。

天井には
ハッピーバースディ
のアルファベットと私の名前

壁には今まで君が撮ったであろう
あの子たちの写真や私の写真

思わず息を飲んだ。

君は風船をかき分けて
私のところへ来て
私をぎゅうっと抱き締めて
耳元で
「ハッピーバースディ先輩」
って言いながら
私に帽子をかぶせてくれて

「これから一緒に
色んなところに行きましょう」
って

「ただ生きて欲しいわけじゃない。
楽しみながら生きていきたいから」
って、君はそう笑ってくれた。


お誕生日
泣かせられることはもうないだろうと
たかをくくっていたのに
最後の最後にまた君に泣かされた。


そして君の持ってきた
薄いピンク色のバルーン

君に渡された針で突っついて
ぽとっと落ちたのは
筒状になった婚姻届
君の欄は埋まってる

「先輩結婚して下さい」
って私の手のひらを
ぎゅっとして真剣な目で言う。

「何度目だ」
って私、鼻をすすりながら言ったら
「何度でもしますよ」
って君の目が細くなる。

「暗号で返事渡したじゃん」
って私。
「先輩の口から聞きたい」
って君食い下がるんだから。

もう。
どれだけドキドキさせたら
気が済むの？
心臓弱いの理解して！

そんなこと思いながらも
君のサプライズはいつも
心にぐっとくるの。

そしてそれは
やっぱり嬉しい心の贈り物。

「本当に私でいいんですか」
って不自然にも私敬語で聞いたら
「はい、先輩がいいです」
って君。

「それじゃあ
返品不可でお願いします」
って私が頼み込むと

「こちらこそ
返品不可でお願いします」
って君が真剣な
眼差しで言うもんだから

こんなシーンなのに
ブッて変な音させて
噴き出しちゃった。

これから紙切れ一枚に
幸せな拘束をされて私
一体どれほど君に
ドキドキさせられるんだろうね

それは
恐怖にも似た最高の幸せ
なんだろうと思う。

ありがとう
君に出逢えてとてもとても
幸せです

2017/09/18

『生産性のない関係』

そうだ。
僕らは結婚だって出来ないし
子供だって作れない。

だけど好きなんだ。
意味の無い婚姻届でも
書きたいと思うくらいには
好きなんだ。

何回も考えた。
この関係を続けることは
僕たちにとっての本当の
幸せじゃないかもしれない。
本当は離れた方が、君も、僕も
普通の幸せを
手に入れられるかもしれない。

何回だって考えた。

それでも。

それでも。

好きなんだ。
君のことを離せないくらいには
好きで好きで、僕はこの先ずっと
君と手を繋いでいたいんだ。

『生産性のない関係』

そうだ。
それがなんだ。

僕は君が好き。
君から与えられる幸せを、愛を、
僕はこの先ずっと享受していく。

僕も君にその十分の一でも
幸せと、愛を返していきたい。

二人で共に、生きていきたい。

一緒に懸命な二人は丁寧に名前を書いた

「お前がいい」


そろそろ、お前の隣に居る権利をちょうだい

これから婚姻届出すなら
僕が証人になるから

しかし
結婚という制度は
不可解だ。
婚姻届という紙で
成立する
薄っぺらい契約…
それが結婚なのだろうか。
いずれにしても
重要なのは
婚姻届を出したかどうかではない。
重要なのは
一緒にねるねるねるねを練ったかどうか
なのだ。

婚姻届なんかより

プロポーズの言葉なんかより

ねるねるねるねのほうが

遥かに雄弁で

正直だ。

たった紙切れ一枚で
いつかどこかの男が
あなたの一生を奪うのね

それであなたが幸せでも
たった紙切れ一枚すら
憎くて仕方ない私なの

11月なのに、5月のような暖かさだ。

私は今日も扇風機をつけたのだ。

しかし今さら、私たちには、文句を言う義理はない。

婚姻届を出したということは、狂った色を容認したことに、他ならないのだから。

お姉ちゃんと彼氏が来ました。


あっくん（兄）の彼女が来て、

一緒にご飯食べたとき

とっても気まずかったです。

でも、今回は違いました。


楽しいです。



そして、驚いたことがあります。


３月ごろから

お姉ちゃんのお腹の中に




赤ちゃんがいたそうです。



赤ちゃんの出産予定日は

12月16日。

お姉ちゃんの誕生日の次の日です。


もしかしたら

お姉ちゃんと同じ日に

なるかもしれません。


うちもあっくんも

おばさん、おじさんです。


まだ、

おばさんには

なりたくなかったです。

僕たちは今日

婚姻届を

出すのだ。

結局僕は

間に合わなかった。

大人のねるねるねるねは

棚にしまわれたままだ。

憧れてた

キミとそれを手にすること

今すぐ記入は出来ないけど

二人の手の届くここに持っていよう

婚姻届。
好きな人と市役所行って、
きっとドキドキだったんだろうな。
新しいスタートの始まりだね。

婚姻、おめでとうございます。

友達の婚姻届の保証人になりました。


私はいつ自分のやつ書けるのだろう……


友達をよろしくお願いします😌
めっちゃ気が強いし、強がりだけど
ホンマはかなりメンタル弱いから
悩んでる事沢山あるから😌

ずっとそばにいて支えてあげてください😊

めっちゃくちゃいい子だから幸せにしてあげてね☺️