#散り際

君の散り際に
私は何が出来るだろうか

桜のように

儚くて

脆くて

すぐに消えてしまいそうな君


本当は怖いけど____

怖いけど、

ｻｲｺﾞ
散る時までしっかり

この目に焼き付けるから

なんとなく咲ったら

それが私の色になりました

だからこのまま

君が見た色のまま

散ってやろうと思った

散り際



儚くもいつかは散る桜の花びら

その花びらが落ちて無くなるまでが桜のいのち…



まるで我々の人生の縮図のように

誰かを喜ばせ多くの人の悲しみや苦しみも一緒に共有して


最後は黙って静かに去ってゆく…
はらはらと一枚一枚自然に帰ってゆく


そして、
また来年はまた新しい花が咲く
短い生命と知りながら



だから人は桜を愛していてやまない


私も最後の時
静かにはらはらと

自然に帰ってゆきたいな
誰かの心に残る人でありたい

花よ。

どうせ散って仕舞うのに　

こんなにも美しく　

咲き誇るのはなぜ。


もう二度と　

会えないかも知れないのに　

声をかけてくれないのは、

私を見て微笑んでくれないのは　

いったいどうして。

せっかく咲いたのに

あなたは来ない


どれだけ咲いても

あなたには届かない


きっと

誰かのために

咲いているから

私なんて

後回し



散り際に現れたって

もう

遅いんだよ？

桜の散り際が
一番綺麗で
一番嫌いだ

誰かが言った
「桜は散り際が美しい」と
私も桜のように潔く美しく
貴方の元から去ろうかな