#暑い

夏の暑さに溶けそうで
君への想いは熱く加速する

僕の無色透明な夏に
君は色をつけてくれた
絵の具では作れない
夏色という色を

永遠に続く空と
快い風に吹かれ
そっと溜息を零して

夏には魔物がいる
って言うけど
私を迎えに来てくれる
君はいないみたい

いつもより少し早く目覚め
私の隣で眠る君を見つめて
クーラーの風が朝の空気と
共に肌を掠めた

貴方さえ隣にいてくれたら

この苦手な猛暑さえも

私は乗り切ることができる気がするの

言われて気づいたが

こんなに暑いのに

まだ

蝉が

鳴いていないのだ。

とすると

この暑さの

正体は…

考えても

仕方ない。

季節の

色は

あの魔女でも

コントロール

できないのだ。

あの魔女が

お菓子売り場に現れたという

噂を聞いた。

無論

風説に決まっている。

この暑さでみんな

おかしくなって

しまったのだ。

渡り廊下のドアノブが
ステンレス製で熱い…
非常識が過ぎると思う！！

盆踊りの夜

親戚のお姉さんが

夜店で

ねるねるねるねを

買ってくれた。

そんな

存在しない思い出さえも

この狂った暑さが

作り出してしまうのだから

困ったものだ。

怒りを封じ込めようと

したときにメモアプリに

メモったのがあるんだけど、

自分でもそれが以外と

お気に入り。

名前は彼岸花の沢山ある別名の

ひとつ、

『痺れ花』

素敵じゃない？

日本の夏が冷めたら
君を迎えに行くよ。

色が変わるお菓子を
持参して。

異例の暑さの夏

この暑さが

あなたを異例の色に

染め上げてしまうのだ。

この暑さも

君への不可解な執着も

ねるねるねるねの色の変化も

フェーン現象という言葉で

説明できてしまうのだ。

室内だからといって

油断は禁物だ。

ねるねるねるねを練るときには

エアコンを適切に使用し

水を飲むなど

熱中症への

警戒が

必要なのだ。