花屋たんぽぽの綿毛・2025-03-21
ポエム
独り言
花屋のひとりごと
これからの生き方を考える
何度も、何度も、、、
機会があるごとに考えてきた
また今回も
少し前にも考えたことが
また変わる
打ち寄せる波が
心の揺らぎなら
風景もまた
変わっていく
その先に
ゆっくりと
穏やかな時間を
感じて生きている
自分を
描いてみる
悪くないかも知れない
これからの生き方
自己都合だけの人間関係なら
無理して付き合わなくても
構わない
それを悪いことと声高に叫ぶなら
人の気持ちさえ思いやることができない
優しくない人
人間関係が狭くても良いじゃない。
悠久の時の流れの先を
見つめるあなたの瞳は
誰も映していない
そこに見ているモノを
私も見てみたいと
目を凝らしても
見えない
永遠に交わることない瞬間は
あなたは存在していて
同時に何処にもいない
描いた通りの生き方ができたら
退屈でつまらない毎日になるだろう
困難ばかりの毎日もまた
波瀾万丈で退屈はしないだろう
今日1日が穏やかに過ごせたなら
それが、
いちばん“しあわせ”だと思う
怖いと思うと不安になり
不安から
また怖くなって
嫌な気分の繰り返し
胃の不快感と
変な緊張感と
そんな自分を
落ち着かせようと
奮闘してみる
ワタシ
体の変わり目は
心の変わり目なのかもしれない
雨音に耳をすませば雪の音
静寂と雨音と交互に響く
季節の狭間
ゆるやかに移りゆく季節の音に
耳を澄ませて
水の精霊よ
この雨を遠き地にも降らせよ、と
静かに手を合わせ
今日に別れを告げる太陽に
明日もまた会おうと
言葉を贈る
月夜が明るい夜の夢は
優しい物語
次の太陽が昇ってきた朝に
あなたに出会えて嬉しいよ、と
言葉を贈る
『毎日が新しい1日』
明日で2月も終わり
自分の中の時間がゆっくりなのか
時の流れが早いだけなのか
もう、どちらでも構わない
平穏無事であれば
それでいい
季節は移ろいを続け
ゆっくりと
春夏秋冬を
幾度も繰り返し
一年、また一年と
時は進んでゆく
変わらない景色の中に
違いを感じた時、
新しい発見をする
今までとは
色合いも輝き方も変わる
歳を重ねたからこそ
見える
新しい景色が
心を躍らせてくれるなら
明日という日も
悪くない
今日で2月が終わる
鼻歌まじりに歩く
聞こえてくるのは
柔らかな風に乗った
春の音
かき消してくれる
音痴な鼻歌
優しい風に感謝して
ひとり口ずさむ
もうすぐ桃の節句🎎
ひな祭り
昔ほど騒がれなくなって久しい
黒澤明監督
『夢』
この中で描かれている桃の節句
幾組もの雛壇に見立てた
桃畑で舞いを舞う
桃の木の精霊たち
強烈な印象で今も私の胸の中に
残っている
いつかまた、この映画を見て
うっとりと酔いしれたい
過食と絶食を繰り返して
心の穴を埋める
苦しいと分かっていても
辞めたいと思っても
心の傷は
それを許さなかった
その先に立ついま
よく今日まで生きてきたと
自分を褒めていたわる
心の傷の回復には
時間が必要だと
感情的にも理解できるまでが
長い道のり
穏やかな日々は
それさえ愛おしく
思えるという
目的地まであと少し
そんな気がして
そんな気持ちで
今日も生きる
不快な記憶と今が繋がる
繋ぐ必要がないのに
繋げてしまう
どれほど苦しかったのか、の
追体験に
深くため息をつき
優しく抱きしめる
アバンチュール
赤いルージュが
関係の終わりを
静かに語る
恋も家庭も地位さえも
魅惑の赤いルージュは
甘くて危険な香りで
人の心を惑わせる
あれには価値があり
これには価値がなく
それには目を向けてはならない
都合が悪いから
誰に都合がいいのだろう
誰にとって都合が悪いのだろう
『価値観の押し付け』