#高校生になった先輩

先輩に嘘がつけますように。

それで微笑んでくれますように。

どこにいても、

なにをしてても、

貴方のことばっかり。


貴方の笑顔だとか、

貴方の声だとか、

貴方の優しさだとか、

もう触れられないのに。

貴方は今日、何を願いましたか。

私は、それが知りたいです。

始まりがあれば終わりもある。


それなのに、

終わってしまえば始まりはない

なんて、

どれほど残酷なのだろうか。

月を見て、

貴方のことを思い出してしまう

くらいには

貴方が好きです。

友達以上恋人未満





それでもいいから、

貴方の近くにいさせてほしい。


恋人じゃない特別をください。

貴方が生まれたこの世界は、

貴方が幸せになれる世界でありますように。

望まない結果になったとしても、

貴方の笑顔を守れたなら

私は十分嬉しいです。

いつか貴方に会えるのだろうか。

貴方は私を覚えているだろうか。

もしいつか貴方と笑い合えたら、

貴方がいる日常があればなんて、

現実を見ないふりして夢を描く。

今日は曇り空で、

星のひとつも見つからない。

その代わり、

貴方を見つけやすくなったり

しないかな。

忘れられないよ。

貴方への想いが苦しくて、

何度試してみても

また気付いたら貴方のことで

頭がいっぱい。


はやく、過去の人になってよ。

貴方の声も、笑顔も、雰囲気も、

優しさも、正直も、心も、

本当に好きだった。

好きだったから、苦しかった。

押さえ込んだ想いも、

もう思い出せないことも。

いっそのこと

貴方の名前すらも忘れてしまえば

よかったのに。

「初めまして」の一言で、

過去の私の恋心は

一瞬にしてなかったことになる。


そんなこと分かってるよ。

分かってるはずなのに、

涙を抑えるのも難しくて。

どうしても会いたいのです

と言ってしまえば、

少しは軽くなるのでしょうか。

それとも後悔するのでしょうか。



未知の言葉が私を支配していく。