千華・2022-06-03
あなたに傍にいてほしい
こひうた
🆙
楽しいとき
嬉しいとき
あなたと一緒にいれば
もっと楽しい
もっと嬉しい
…でも本当はね
寂しくて
悲しくて
どうしようもないとき
そんなときこそ
あなたに傍にいてほしいの
黙って傍にいてほしいの
貴方にこの手が届くなら
引き寄せて
手繰り寄せて
私の傍に繋ぎ止めて
貴方にこの声が届くなら
宇宙の果てまで
響くように
声を限りに叫び続けて
今もこの胸に残る
ただひとつ
貴方に伝えたい
想いがあるの
「大好き」の言葉さえ
かけられず
夏が逝ってしまう
秋には進めない
私は囚われのお姫様
そよ風が
頬を掠めて
突然貴方に
キスされたような
そんな
気がしたの
振り向いても
誰もいないのに
私の胸だけが
ときめいてる
出会ったそのときから
時の砂の上を
走り続けるふたり
命の砂が尽きる日まで
どうか
この手を離さないで
あなたに…逢いたい
かなわなかった恋ほど
綺麗に映るものよ
もう
充電もなくなってしまった
あなたの携帯
今日も着信を待ってる
私っておバカさん
たくさんの人に届かなくてもいい
たったひとりの人に
あなたに伝えたい言葉があるの
聞いてくれますか
何も持たず
裸足で駆けてきたの
鞄の中には 愛と夢だけ
あなたといられるなら
それだけでいい
…抱きしめて
燃え尽きて
儚く散れたら幸せ
いつまでも
どこまでも
あなたしか見えないの
貴方の腕の中
堕ちて
飲み込まれて
溺れてゆく
甘い誘惑
いくら毛布を重ねても
寒いのよ
だって
あなたが隣にいないから
繋いだ手
嬉しくて
いとしくて
幸せすぎて
怖くなる