#これはフィクションです

寂しさを埋めるため



独りで居たくないだけ



私はアナタの



マリオネツト

…捕まえた。

君逃げ足速いねー。

ま、こっから逃げることなんて出来るわけないけど。

どうしてこんなことするの？って…

あっははw
笑わせないでよw

ぜーんぶ君が悪いんだよ？

君が俺だけを見ないから、俺以外の奴と話すから

だから、俺しか見れないように、俺としか話せないようにここに監禁したんだよ


…は？狂ってる？

…狂わせたのは君だよ。


君のことを愛しすぎて狂ったんだ。


狂おしいほど好きで愛してるんだ。


そんなに怖がらないでよ


さっきもいったけど、逃げようとする君が悪いんだからさ。

ね？

だいじょうぶ、痛いのは一瞬だけだよ。

ねーぇーどこにいるのー？

隠れてないで出ておいでよー


ねぇってばー

…出ておいでって、言ってるでしょ？

ふふっ。
やーっと出てきたね


さ、戻ろうか。


次は逃げ出そうとしちゃダメだよ？


次逃げ出そうとしたら…その脚切り落とすから。

亡くなった彼女から貰った最後のものが、あれで良かったな.…あれじゃなかったら俺は今こうして友達と笑えてなかったよ、ありがとう…

…ねぇやめてよ…

なんでこんなことするの…？

この手錠外してよ…！！

怖いよ…誰か…助けて…

…や、やめて…来ないで…

やだ…やめてってば…

ねぇ…こんなのおかしいよ…

狂ってる…もう…やめてよ…


…やだ…ｯ…

…ｯ…な…んで…？


…な…で…こん…な…こと…す…の…？


や…め…て……。

君のお仕事を手伝った


嬉しそうに、手伝ってくれて


ありがとうと言った


その言葉があるから、


辛い事もこなせる


精神的に壊れた彼女


仕事をしている時だけ


いきいきとしている


私はいきいきした彼女が大好きだ


でも、ふとした瞬間見せる顔が


今までの彼女とは全然違くて


やっぱり、壊れてしまった


彼女を再認識する


仕事後にこっと笑う君


あの頃に、戻りたくなった

　　　　ﾊﾞｲｼｭﾝ
どうしてお仕事なんてするの


あの男に乱暴されてから


どんどんおかしくなっていって


そんな弱みにつけ込んだ私も大概だ


そのツケが回ってきてるんだろう


きみが私に
　　　手伝ってと言ったから、また

ー永ー

待っても待っても


君が来なかったと嘆き怒った


一緒にご飯へ行こうと約束した


初めてのデートだった


浮かれていた僕なんか、


消えたらいいのにと何度も思った


男友達のインスタに彼女が映っていた


僕が彼女にあげたブレスレットが


鈍く光っていた


なう、と書き込まれていて


絶対ご飯食べようって言ったのに


嘘つき、裏切られたと思った


数日経って、君へのLINE


既読もつかなくて


君を取り戻すためなら何でもした


彼女を恨んでいた


インスタの写真、


担架からだらりと垂れた腕に


君にあげた鈍く光るブレスレット


今、お墓参りへ来ている


君には恨みしかない


不謹慎で罰当たりだけど


待っても待っても


君が来なかったと嘆き怒った

ー終ー

-消しゴムの恋占い- (1話)

戸崎 晴樹
18歳

初めての人が多いと思うから
自己紹介をします。
とにかく僕は大の勉強嫌いです。
そんな僕に、好きな人が出来ました。
藍春 美波
17歳
いつも明るく、どんな性格や見た目の人にも優しくしてくれて、まさにクラスの高嶺の花
ほとんど男子みんながライバル
絶対敵わない。
それを友達の優斗に話すと、
優斗が消しゴムの恋占いを教えてくれました。
・消しゴムに、誰にも見られないよう好きな人の名前を書く
・その消しゴムを最後まで使ったら
恋は叶う
こうゆうやつらしいです。
僕も消しゴムを教室の隅で
美波さんの名前を書きました。
「これで叶うのか？」
と半信半疑。
でも、
『やってみないと分からない。』
いつも母が言ってくれました。
これから僕の物語について話します。
ぜひ結末を、お楽しみください。





キーンコーンカーン…

ガラガラガラ!!!

美波「ハァハァハァ… 間に合った〜!!!」

友達A「おそよー」

美波「はぁ？wなに“遅よー”ってw 嫌味？wもぉう今日は犬に追いかけられる始末で本当大変だったんだからねー？！」

友達A「犬w まっ間に合っただけでよかったじゃんw」

クラスの男子「美波おはよw」

美波「なに笑っちゃってんのwおはようw」

僕「あっ…あの… お、、おはようございます…」

美波「えっ あっ私？おはよう☺️」

美波さんに“私？”って言われる
始末…

-一限目-

もちろん僕は勉強しない

先生「えーここの数式を使って…」

僕「はぁ… つまらないな…」

美波「~♪」

僕「あっあの曲知ってる…!!」

先生「じゃあこのカッコにはどの数字が入る？じゃあ… 藍春さん」

美波「えっと… 3？ですかね…」

先生「はい正解です拍手!!」

パチパチパチパチパチパチ

それから数分後ー

僕「やっと一限目終わった…」

美波「ふぅ… 先生に当てられた時焦ったー…」

友達A「草w」

美波「(  ･᷄-･᷅ )ムッ」

美波「あーあA子が当たればよかったのにぃ」

友達A「ふふふw」

可愛すぎかよ!!!
そんな美波さんが大好きだ…
変態と思うかもしれないけど、
みてみ!?
絶対惚れるから!!!
あっ取り乱してしまいました。
続きをどうぞ



その日の帰りー

友達A「一緒に帰ろっみな❤️」

美波「はいはいw」

僕「はぁ…今日も1人か…」
そういえば今日勉強全然してないから消しゴム全く使わなかった…!!!
はぁ…美波さんとむすばれたいなら勉強しろーって神様に言われてるのかな…
嫌いなもんは嫌い!!

僕「嫌いな事は嫌いのままでいいんじゃないの…？お母さん。」

僕は空にいるお母さんに問いただした。
返事は帰ってこない。
通りすがりにただ綺麗で透き通るような青色の空に話しかけてるだけと思われるかも。
母は今、空にいる。
僕「あんなに綺麗な空にお母さんは逝ったんだね。羨ましいな。でも僕はお母さんのところに逝かないよ。なにも出来ずに終わるのが一番カッコ悪いんだもん。その目標がやり遂げた時が一番嬉しいんだって。それでもっともっと目標をやり遂げたくて頑張っちゃう😁お母さんのためにも、親父のためにも。頑張るからね。」

僕「……ってなに独り言言ってんだろ」
いつのまにか綺麗な青空は醜い雲に、
襲われていた。

ザーッ!!!

僕「うわぁ!!!」
いきなり空から大雨が降り出した。
僕はバス停で雨宿りをした。

僕「はぁ…これじゃ止みそうにないな…」

美波「キャー!!!」

僕「ひっ…」

美波「もう…いきなり雨なんか降り出してぇ…この、、雲やろう!!」

僕「………。」
可愛すぎかよっ!!!
雲が羨ましい…
ちなみにMじゃないんで。

あぁ…隣が美波さんなんて…ｼﾝﾃﾞﾓｲｲ…

美波「………。あっ、えっと、、うちの学校の子…？」

僕「えっあっ… はい!!!」

美波「やっぱり?!よかったぁ…」

僕「………。」
会話が続かない…

僕「えっと、なんで僕が美波さんと同じ学校だっ!!て分かったんですか…？」

美波「え？ああ 私と同じ制服着てたからさw」

僕「えっ!!それだけで分かるんですか!?」
僕はとっさに大声を出した。
人前で大声を出すのは初めてだ。

美波「………。だって制服ってその学校限定の洋服なんだよ？世界でたった一つの。」

美波さんの目はいつも友達と喋っているような輝いた目じゃなかった。未来を予想して、それをそこからどうしていこうかその先に進んでいく。その目だった。

僕「えっと…話変わるんですけど…」

美波「ん？」




2話に続く…