実桜・2020-05-03
どこにもいない
微笑む
傍にいる
目を閉じるとあなたがいるんです。
微笑んでくれている。
傍にいてくれている。
でも、目を開けるといないんです。
いないんです、どこにも。
私の愛したあの人は
もう存在しないのかもしれない
いつからだったのだろう。
俺の瞳に映るものが。
君の笑顔でも
横顔でもない…
君の背中だけになったのは_________。 ⋆
"死にたい"って__
もう何度言ったかな
消えてしまいたいって__
たくさん笑っていたあの頃の自分は
もうどこにもいなくて。
"もう、聞き飽きたよね"
キラキラして見えた世界は
背伸びしたら届いたけど
嘘にも傷つかない器用さがないと
生きていけない世界だったんだ
そんな世界で嫌と言えるほど強くなくて
大事なものを失くしていった
素敵なものを手に入れるけど
あの頃描いていた自分はもうどこにもいない
自分の好きな物を好きって言う
自分の嫌なものを嫌って言う
正直な自分を
好きでいてくれる人なんて、
どこにもいないでしょう?
だから私達は、仮面をかぶり、
相手に合わせて生きていく。
その選択が、
間違っていたとしても。
_だけがどこにもいない。
ここの空白に何か1文字を入れるとしたら、「君」が入ると思うんだ。
「君」が入らなきゃこの文章は成立しない。
君がいなきゃ意味がないんだよ。
自分を偽るたびに
自分自身を失ってゆく
自分にも嘘をついていくうちに
だんだんと自分が分からなくなる
10月29日☆。.:*・゜
キミがいない教室
キミがいない学校
…校庭にもキミはいない
そんな日々はもう散々
どんな日々もキミがいないと
色あせて見えてしまう
だからさ
早く帰ってきてよ
☆彡.。☆彡.。☆彡.。☆
生徒集会で
リュータを探しても
どこにもいない。
あ、そっか。
…入院したのか。
早く帰ってきたら、
ハロウィンだって
一緒に過ごせたのに。
何をされても"我慢"して
何があっても"笑顔"で
なんでも"許して"
僕が悪くなくても"謝って"
頼まれたらなんでも
やらないといけなくて。
これでいいんだ
もう慣れたからなんてことない
みんなは
"助けを求めろ"なんて
簡単に言うんだ
でも無理なんだよ
だって助けてくれる人なんて
どこにもいない
声が聞こえる
君の声しか聞こえない
君の声は心地よくて
僕を安心させる
いつからその声を
求めるようになったかな?
目を閉じれば君はここにいる
目を開けると君の姿はどこにもない…