#ひとつ

月の光は翳り 月の雫は零れて

君がまたひとつ嘘を付く夜

本当は 君は誰を好きなの

またひとつ、私だけの秘密が増えた。

　　　　　　　　街
何　　　彼　　　は
か　ま　女　僕　淡
が　た　と　の　い
消　ひ　手　頬　黄
え　と　が　は　昏
て　つ　触　朱　に
な　ひ　れ　色
く　と　合　に
な　つ　う　染
る　と　度　ま
よ　　　に　る
う
で
｡

ひとつの答えじゃ生きづらい時代だろう


絆のカタチだってさ　

　　　　　　　　　人それぞれだろう

だからこそ僕ら

　　　　　　　　歩み続けるんだよ

真っ白な答案用紙。

ひとつ描くなら

僕はきっと“ありがとう”

君は笑顔の裏で

いつだって泣いていた



僕らはいつも

すれ違ってばかりで



伝えたいことは


言いたい言葉は


届けたい想いは


ひとつだけなのに＿＿

正解がひとつしかないなんて
誰が決めたんだろうか

1つ“助けて”が流れた

2つ“大丈夫”が遺された


見上げた青年、過去浮かべて

老いた月に夢をみる

蕾が膨らんだ桜の樹の向こう

君へ繋がる空に思い出した言葉

”逢いたい" ひとつ花開いて

僕の心の奥をさくら色に染める

10個の幸せを

1個の辛いで壊したくない

10個の辛いを

1個の幸せで壊したい

1つの命は

1人の人生じゃない…

星の降る夜空に仰向けて

空一面に咲く花を見つめる

「花火、綺麗だね」

花火なんかよりも
俺だけを見て欲しかった、なんて

"たった"少しの事で人は揺(ゆ)れ崩(くず)れることも
心(おもい)に彷徨(さまよ)い流されてゆくこともある


"たった"一瞬の出逢いで誰かを
裏切り踏み躙(にじ)ることも

"たった"一言の言葉で誰かを
憎しみを抱え死の淵へと追いやることも

"たった"一時(いっとき)の過ちで誰かを
消せない傷を付けることも


"たった"１回の裏切りで誰かを
不信の絶望の果てに追い込むことも

"たった"１度の迷いで誰かを
不安に貶(おとし)め苦しめることも

"たった"１つの嘘で誰かを
孤独の悲しみの憎悪の暗闇へ堕とすことも



"たった" は人を一喜一憂させその果ての
訪れる"ものを"を一転させることもある


でもね


人は弱いもの だから...

"たった"の魔に


流されてしまうのかもね


後に訪れるものを考えずに...



誰もがね 誰でも...

結婚しようね


約束が現実になるまで

あと、少し


ただ、思いひとつに

それが何より嬉しい

お父さんに僕のこと
わかって貰えますように。
自由になれますように。
死にたい気持ちが
消えますように。
この願いのどれか
ひとつでもいいから
かないますように。