#もう届かない

君が好きだったよ

もうその言葉は

届かない。

でも

伝えた想いは

君の心に届いたのかな。

僕が君に貰ったものは沢山あるのに

僕が君にあげられたものは

何一つあげられない






『ねぇ、君は幸せだった？』



｢うん、幸せだったよ｣



『君は私に出会えてよかった？』



｢うん、出会えてよかった｣




『君はさ私の事好きだった？』




｢今も愛してるよ｣




『君はどうして私の事

頼ってくれなかったの？？』




｢ごめん、君に苦しい想いをして

欲しくなかったんだよ｣




『ねぇ、どうして

私に好きって言ってくれなかったの』




｢君がさ誕生日の日に告白されたい

って言ってたからさ｣




『今日、私の誕生日だよ』




涙を流す君に

手を伸ばしてももう届かない



言葉を掛けてももう届かない




｢ごめん｣





『どうして君は

こんな時そばにいてくれないの

誕生日おめでとうって笑ってよ』







｢誕生日おめでとう

遅くなったけどさ、ずっとずっと

愛してたよ｣







僕のお墓の前で肩を震わせている君に

手を伸ばしても








もう、届かない＿＿





『ねぇ、大好きだよって言ってよ』



君の声だけがただただ響いていた

遠くへ旅立つ君に叫んだ

"いかないで"はもう届かなくて＿＿＿

今でも

こんなに

アナタに

会いたがるなんて

もう　想いなんて

届かないのに。

俺の寿命を半分あげるから、

あんたの生涯を半分頂戴。


そうすれば 、俺もあんたも
救われる筈だから。

終わりの言葉を囁く為に
僕は君を待っていた

終わりの言葉も
告げられぬまま

雪が溶けるように
消えてなくなる関係は
嫌だったから


遠い昔に抱えた想いだけど

そんなに容易い想いじゃ
なかったはずで


熱い心を冷ますのはひと思い
目頭がツンとした


かつての人へ
届かぬ想い…｢さよなら｣

あなたのいる場所が、





私のいる場所でもあったら



どれほど幸せだったのでしょうか

｢嫌いになりたい…！｣

｢忘れてしまいたい…！｣


そう思えば 思うほど…

私の心は 裏ハラで…

“貴方の姿”を…
“貴方の声”を…
“貴方の心”を…

より一層、求めてしまう。










どれだけ願っても… もう…

届くことはないのに…。

例え叶わぬ夢追いかけるのが怖くで

それまでに出逢えた記憶は色褪せない

あなたの生き方を描いたその場所を

「おかえり」と囁く声に

あの時夢見たヒーロー＿＿

迷う故に持て余した

感情の間から

除く僕の悲しみさえ

抱きしめてしまえたら…

部活の話をすると、
体の中が痛くなるのは何故だろう
もう三年間十分やってきた
悔いは無いはずなのに

何も出来ない感情と
理不尽な嫌悪が
偽りのない誰かの心に叫ぶ

その通りだね
誰も何も悪くない
こういう運命になるって
入学した時からわかってたのにね
「県大会」いい思い出をありがとう
涙が出る思い出をありがとう
ありがとう、充実した『部活』

額に光る汗

君が差し出す白いゼッケン



笑顔が眩しい

君に貰おうと君の元へ走る私

例え叶わぬ夢追いかけるのが怖くで

それまでに出逢えた記憶は色褪せない

あなたの生き方を描いたその場所を

「おかえり」と囁く声に

あの時夢見たヒーロー＿＿

あなたの声
あなたの笑顔
あなたの性格
あなたの匂い
すべてあなたじゃなきゃ
だめだったんだ

小さい背中、高い声

差しだした手はもう君には届かない