ジャイ子・2018-07-30
ゆうやけ
no56
夕やけを
あめだまのようにつまんで
口の中に放り込む
なつかしくて
少しせつない
味がした
何回目かのゆうやけに
あなたと交わした会話は
忘れない
ふたり の せいかつ
この町 で はじまり
なんど も ゆうやけ
みてる ん だけれど
なんど みてもね
うれし く おもえて
松の木 に まもられ
百日紅 に すくわれ
よい町 と であえて
あなた と であえて
きょう も らぶらぶ
けしき も らぶらぶ
ふたり の せいかつ
この町 で はじまり
松の木 に まもられ
百日紅 に すくわれ
きょう も らぶらぶ
けしき も らぶらぶ
「あの、
ちょっと
遠まわりとか
しませんか?」
彼は、照れくさそうに「うん」と言う。
こんな時間がずっと続いてほしい...。
目がしみるような
綺麗な空
ずっと眺めていたい
美しい
まるで,あの人みたいだ