#アームカット

死にたい

消えたい

切りたい

楽になりたい

もう、さよならしたい

幸せになってね

気付かれるのが怖いのに

本当は、気付いて欲しくて

切って見つかれば問題視されるのわかってて

でも切りたくなるんだから

リスカとかアムカって大変だよな

いつか、心の傷が

癒えたとしても

この傷が消える事は ない

｢お願い、気付いて｣

そんな願いを込めて

教室の鍵を君に渡した

だけど、そんな僕の想いに

気付くはずもない

君を見て、僕の心は

淋しさでいっぱいになった

逝きたい

最後の期待を込めて

ゆっくりと振り返った

だけど、そんな僕に

気付くはずもない君は

背を向けて遠ざかってゆく

別に気分落ち込んでない時も切るし

落ち込んでても切る

これが日常

電気が消された薄暗い教室

そこに窓から差し込む光

君が居なくなった教室で

僕は、手首を真っ赤に染めた

君の居なくなった教室で

僕は独り、泣いていた

自分への苛立ちや後悔で

思うがままに切った

切っても切っても

自分を許す事が出来なくて

気付けば、異常な量の血が

僕の手首から腕に流れていた

腕の傷より

心の傷の方が

何倍も痛い

あの時

止めておけば

ここまで依存することは

なかったはず

死ぬために
切ってるんじゃない
生きるために
切ってるんだよ