#ショートポエム

温もりで溶けちゃう儚い想いでも

いつか絶対貴方に降り積もろう

君の笑顔が大好きだから

君の笑顔が大嫌いなのよ

幸せの価値観は人それぞれ違うけど

幸せになりたいという思いは皆同じ

十人十色みんな違ってみんないい

十人の中にもみんなの中にも居ない僕は

どうしてまだ此処に居るんだろう

特別な日に貴方といたいんじゃない

貴方といれることが特別な日なのよ

想いの丈を込めた落書きでさえ

貴方と私の間には壁があるのね

道が無くても迷わない

鳥のようになりたいのです

閉じた筈の瞼から冷たい涙が耳まで伝う

深い夜に朝の色が塗られ始める午前5時

恋を知るよりも

恋を忘れる方が

遥かに難しかった

止まない雨はない明けない夜はない

雨も夜も好きなのよ

私からこれ以上何も奪わないで

愛か依存かって

依存した時点で既に立派な愛だろ

涙の数だけ強くなれるなんて言葉

典型的な強がりの常套句じゃんか

"おれがお前を守る"

なんて言えたらいいのにな

臆病な恋を守るので精一杯な僕だ

幸せが逃げないように

溜め息を吸い込み呼吸をするけど

逃げる幸せさえ僕にはなかった

どうか許してよ

君の為に何も出来ない臆病者の僕は

自分の為に恋するしかなかったんだ