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ハチミツを
纏った恋に
終止符を
遠く旅立った
愛を道連れに

気づくのは
無くした後に
じわじわと
あれが幸せ
温かな過去

窓を開け
部屋の片隅
残り香は
一夜の出来事
愛の欠片に

絆創膏は貼れないよ
目には見えない傷だから
小さな傷 深い傷 大きな傷 浅い傷
もうどこで付けたかも分からない
古傷も
どこで誰にどんな風に…なんて
思い出せないほどたくさん
そうか、わたし忘れてたんだ
いつの間にか付けられた傷
もう思い出せないぐらいに
忘れていたんだ
それは君のおかげだったんだ

瞬いた
君の真実
閉じ込めて
星の願いは
誰が叶える？

流れゆく
願いをかける
あの星は
夜空が泣いた
秘密の欠片

フワリ薫る
優しい香り
あなたがいる
今はもう居ない
あなたがそこに

秋の風
秋の夜長の
虫たちの
鳴き声響き
涙こぼす夜

悲しいことにさようなら
楽しいことは今日までで
夢など抱かず
恋など無意味で
片恋の君とも
両恋の君とも
愛を語ることさえ
無駄骨で
怖いものなど一切なく
だから思いっきり
バカになろう
私という小さな存在が
なかったことにされぬよう
バカになろう
今日が全ての終わりなら
バカになろう

今はまだ
笑えなくとも
時癒し
新たな出逢い
咲う恋願い

当たり前
ずっと続くと
疑わず
あなたが逝った
その瞬間まで

まだ明けぬ
あなた隣に
居るならば
夜明けは一瞬
朝はやって来る

しとやかに
笑顔絶やさず
君の前
被った猫は
今さら脱げない

あなたとの
別れがどこか
分からずに
今日まで生きて
明日も生きてゆく

君のこと
想うたびに鳴る
トクトクと
リズム早めて
恋の鐘が鳴る