#ネルネ

あの日買わなかった、ねるねるねるね…

どうして、買わなかったのか。

逃がしたネルネは大きいのだ。

あなたが練ったから

ネルネの花が咲いたのだ。

秋の夜長のくせに、未だに夏が、夜の空気を支配している。それはあの魔女が姿を消してもなお、ネルネの世界に絶対的な影響力を持っていることに、どこか似ている。

結婚式の

ファーストバイト…

それは

ファーストネルネの後でなければ

実施できない。

ネルネ不在の結婚式は

言い方は悪いが

オママゴトと

大差ない。

醜いネルネの子は

最後に色が変わった。

しかし結局

それは

おとぎ話なのだ。

ネルネのパラドックス…

練ることを拒否するには、

練り続けるしかないのだ。

ネルネに関するWebアンケートに答えれば

無料で

9万円分の色の変化が

与えられる…

そんな都合のいい話が本当なら

誰もねるねるねるねなんか

練らないのだ。

「焼き肉焼いても家焼くな…」

むかしのテレビCMの

キャッチフレーズだ。

同じ理屈で

「ネルネは練っても練られるな」

というふうに

公言されるべきだが

なぜか行政もマスメディアも

言わない。発信しない。

あの魔女が

監視しているので

みんな

下手なことは

言えないのだ。

ボジョレー・ネルネは

フランスの

ボジョレー地方で採れた

ネルネを使用して

作られた

季節限定の

ねるねるねるねなのだ。

ネルネ、失格…

僕にはもう、ねるねるねるねを練る権利は、ないのだ。

あの魔女が
色に相互関税をかけると
発表したので
日本のネルネ市場は
大きく混乱したのだ。

私は

ネルネ党の

あの魔女に投票したのだ。

しかし

いずれは

無効票になってしまう。

あの魔女に投票するということは

白紙で投票することと

同じなのだ。

禁断のネルネの味を

あなたは

知ってしまったのだ。

最近の子どもたちは、ねるねるねるねを正しく理解して練る能力（ネルネ・リテラシー ）が低い傾向にあることが、あの魔女の研究によって明らかになったのだ。

あの魔女は
忘年会の出欠表に
×印を書いた。
そのことについて
上司から呼び出され
叱責を受けた魔女は
無表情だったが
心の中で
ニヤリと笑った。
業務時間外の
個人の色のことについて
会社は
干渉してはならない…
あの上司は
ネルネに関する規則を
破ってしまったのだ。