#ネルネ

君を

ネルネの世界に

連れてってあげる。

男は女の手を引いて、

走り出したのだ。

その女が

あの魔女だということも

知らずに。

ネルネの色に染められたのは

あなたの方だったのだ

彼女は

たべっ子どうぶつを

ネルネの海に泳がせようとした。

その結果がどうなったか、

私は知らない。

ネルネの色は、恋をすると

綺麗になるのだという

旅行のバスの中で、
練りながら彼は考えた。

どうして、移動している車内でも、部屋と同じように色が変わるのか、と。

その後、彼は大学に進学して、ネルネの理論を学んだ。

その後彼がどうなったか、私は知らない。

ネルネの魔女は…

色の変化によって、

現実さえも、変えようとした

たしかに、私たちはライバルだった。
表向きは友達ということになってはいたが、仲は決して良くなかった。
しかし、ネルネの色を追求するという動機においては、私たちは同志だった。

ネルネの世界には
白旗という概念は存在しない。

白紙で提出した
あなたの答案は
白紙委任状と
みなされる。

だからといって
でたらめに書けばいいという
ものでもない。

要するに
すべてあの魔女の
機嫌次第なのだ。

あの人は
僕のネルネを否定しなかった。
でも、練る気がないなら、
笑わないでほしかった。
僕が勘違いしてしまうから。

ネルネの森で眠る。

そこには、キャンディチップもチョコクランチも存在しないのだ。

夢の中で色が変わっても、目覚めた瞬間に忘れてしまうだろう。

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ネルネの書

第一章： 「色」

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そこから先は、何も書かれていない。

あなたが練らなければ、そこから先は、白紙のままなのだ。

色を偽造した彼女は

あの魔女から

ネルネの刑を

言い渡されたのだ。

子供の時、
北海道に旅行に連れて行ってもらった。

ネルネという町で、
色が変わる不思議な
お菓子を
買ってもらって食べた。

しかし、今、
インターネットで調べてみても、
ネルネという地名は
見つからないのだ。

夜11時台の

ネルネのニュース。

担当は

あの魔女なのだ。

その昔、

練ることについて

ルールや制限は

なかった。

しかし、

社会が

高度化し

複雑化するにつれて、

無責任な

練り方が

増えてきた。

そこで、

あの魔女は

ネルネに関する法律を

制定し、

練り方を

規制したのだ。