#フォー・シーズンズ

僕が撮りたいのは

青い空でも萌える緑でもない

タンポポみたいに愛らしい

君の笑顔がなんだ

この世が彩りに溢れているのは

神様からの最大の贈り物

色は心を豊かに

そして癒やしてくれる

自らの散る時を知る桜

青々と萌え始めた梢に

夢を託していざさらば

混沌の闇が晴れ光の海がひらける

いま幕をあけた美しき春

心に雨が降っても

空はこんなに蒼いんだね

たとえ徒花と呼ばれようと

ゆく夏を惜しむヒマワリは

惜別の唄をうたいつづける

うららかな春風が梢をくすぐる

遅れてやってきた北国の春便り

遠い空に輝く日に祈りを込めて

うららかな春に抱かれ

いつしか夢の人

なにも考えずにすむ

あなたの腕の中で

ずっと眠っていたい

静寂につつまれた高原の小径

かおる春風が白樺林を吹き抜けてゆく

ほら耳を澄ませてごらん

萌える命の息づかいが聴こえてくるよ

ほろ苦い想い出だけを残して

野分の風とともに去りゆく春

やがて苦手な夏がやってくる

雲の切れ目からのぞく青い空

渇いた心を潤してくれた雨

どちらも気紛れな梅雨のいたずら

抜けるような青い空に冬の花が咲く

君は春を妬みつつ

季節を先駆ける孤高の花

☆雪の華★

中島美嘉


のびた人陰(かげ)を舗道に並べ

夕闇のなかをキミと歩いてる

手を繋いでいつまでもずっと

そばにいれたなら泣けちゃうくらい


風が冷たくなって

冬の匂いがした

そろそろこの街に

キミと近付ける季節がくる


今年最初の雪の華を

２人寄り添って

眺めているこの瞬間(とき)に

シアワセがあふれだす

甘えとか弱さじゃない

ただキミを愛してる

心からそう思った

凍てついた風の洗礼を受けながら

今は来たるべき日を夢見て眠ろう

そう遠くない未来に再び咲くために