#亡霊

私が逝っても、この想いは

" 亡霊 " となって

君に纒わり付くのでしょうね。

❀

彼女はいつも泥だらけだった。

なぜなら彼女は

形のないものから逃げていたからだ。

あの日

あなたが

見た魔女は

ねるねるねるねの

夏の亡霊

お菓子売り場に出現する、サラリーマンの亡霊…

練ることを諦めきれないまま亡くなった、哀れな中年男性…

もし彼を見かけても、声をかけてはいけない。

存在を認めないことが、彼にとって一番の供養なのだから。

せっかく口があるのだから

話し合え

爆撃音で耳を塞がず

互いの声聞け

誰も

血の雨は望んでない



冷戦の残像

大戦の亡霊



そこにはもう

国民の笑顔があるだけだったのに

見えない私に
無理やり「見えるなんて」嘘、吐かないで


君が吐いていていいのは
綺麗な花みたいな残酷な言葉だけだろう？

君が私の隣からいなくなって

なんだかいきる亡霊のよう＿＿

身体だけ朽ちてるようだ。

目線も気分も向かないが、
まだ夢は見れるから
諦めて息をした。

「私は過去の亡霊」

早く今を歩かないと
未来を見ないといけないと
分かってはいるけど

やっぱり振り返ってしまう
私は
「馬鹿な亡霊」

何故に

平和ではいけないの

ロシアのみなさんは

平和ではなかったの

老兵の保身のために

世界の未来が脅かされるなら

これほどの生き恥はない

亡霊に支配された心は
もう戻せないのか？

もうあの世に前滑りに…
一瞬にして
この世から消えてゆく


一つしかない命
でも
自分でどうにでもなる自分の・・命…

私は亡霊。

何霊って？

わからない。

別にあなたを憎んでる訳じゃないけど、

ただ、誰かに探して見つけて欲しいの。