まな・2020-11-12                                    
                                            今は亡き君への手紙                    
                                            ありがとう                    
                                            そばにいたい                    
                                        そっちの暮らしはどうですか?
                            
                            楽しんでますか?幸せですか?
                            
                            寂しくないですか?
                            
                            私は寂しいです。
                            
                            もう3年も経つというのに。
                            
                            私はあの日から一歩も動けずにいます。
                            
                            きっとこんな私をみたら怒られちゃう笑
                            
                            それとも呆れて笑うかな?
                            
                            なんて、貴方の面影ばかり探してます。
                            
                            貴方と手を繋いで歩いた帰り道。
                            
                            貴方の胸の中の温もり。
                            
                            貴方に貰った物、言葉、想い出。
                            
                            全部が優しく、そして残酷に私と貴方の世界の溝を深くします。
                            
                            あの日もし、貴方のそばに入れたら
                            
                            それとも今日、貴方のそばに逝けたら
                            
                            この溝はなくなるのでしょうか?
                            
                            また名前を呼んで“頑張ったな”って抱き締めてくれるのでしょうか?
                            
                            それとも“馬鹿だな”と私を罵りますか?
                            
                            それでもやっぱり私は貴方のそばにいたいです。
                            
                            もう貴方のいない世界では生きれない。生きたくない。
                            
                            だから、ちょっとしたゲームしませんか?
                            
                            このゲーム中は死なないよ?
                            
                            こんなこと言ったら貴方は、のるしかないね笑
                            
                            私は今だに大人が怖いです。
                            
                            大人に近づいていく私も怖いです。
                            
                            今だって大人になりたくない。
                            
                            大人になるまでにこの気持ちを変えられるかっていうゲームです。
                            
                            簡単でしょ?審判を貴方にしてほしい。
                            
                            ズルしたりリタイアしたりしないように見張っててください笑
                            
                            負けたらすぐに貴方のもとに逝きます。
                            
                            勝ったらもう少し待ってて。
                            
                            理不尽なゲームだけど許してね。
                            
                            貴方は、今の心配もしてくれてるでしょ?
                            
                            大丈夫だよ。
                            
                            貴方が愛した世界には素敵な人がいっぱいいました。
                            
                            私の辛いにすぐ気づいてくれたり、怒ってくれたり、励ましてくれたり。
                            
                            そんな優しい人達に囲まれてます。
                            
                            だから大丈夫。
                            
                            私も貴方みたいに強く優しい人になりたいな。
                            
                            そしてそんな人達にちゃんとありがとうって伝えたい。
                            
                            勇気ちょっと貰ってくね。
                            
                            最後に
                            
                            ありがとう。
                            
                            大好きだよ。じいちゃん。
                    
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            元気にしてる?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君は一生れみの忘れられない人だよ
                            
                            好きだった
                            
                            大好きだった
                            
                            今までで一番愛してる人だった
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            今こんな事言っても君には届かない
                            
                            そんなこと分かってるの
                            
                            それでもいいの.少し話させて
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君は今幸せにしてるかな
                            
                            天国は楽しい?
                            
                            空にいる?
                            
                            えまと会えたかな?
                            
                            2人で幸せに暮らしる?
                            
                            2人の幸せ願ってるよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君のこと気づけば考えてるよ
                            
                            まだ考えるとすぐ泣いちゃうよ
                            
                            れみはね毎日空を見てる
                            
                            晴れてたら君は笑ってる
                            
                            雨が降ってたら君は泣いてる
                            
                            空は何よりも大切なの
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            空があったから今のれみがいる
                            
                            空に救われた
                            
                            つまり君に救われた(?)笑
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            でもまだ全然進めない
                            
                            あの日から止まったままなの
                            
                            高い場所にいると恐怖だよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            高いとこ大好きだったけど今は怖いよ
                            
                            たった1m、これでさえ怖くてさ 
                            
                            ジャンプ出来なくなっちゃった
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君に何かあるのは隠してるのは
                            
                            知ってたよ、ずっと気づいてた
                            
                            でも君があまりにも
                            
                            聞いて欲しくなさそうに
                            
                            真剣に隠すから聞けなかった
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君はどー思ったか分かんないけど
                            
                            それを言ったら離れていくって思った?
                            
                            離れていくわけないじゃん
                            
                            れみだって隠してることあったんだよ…
                            
                            ごめんね
                            
                            でもこれでお互い様だね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            無理ってわかってる
                            
                            考えるだけ無駄って
                            
                            でも君と幸せになりたいとか考えてる
                            
                            れみが逝けば一緒に幸せになれるかな
                            
                            逝ってもいい?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君はれみが逝かないよーに
                            
                            あんな言葉残したんだよね
                            
                            逝きたいって思うと必ず思い出すよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君のしたこと知ってるよ
                            
                            お兄さんに教えて貰って確実になった
                            
                            気づいてないとでも思った?
                            
                            ただの鈍いやつじゃないんだぞ
                            
                            確実じゃなかったけど分かってたよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ごめんね
                            
                            れみの愛情、足りなかったよね
                            
                            でも何をしたって君は君だよ
                            
                            嫌いになんてなれないよ
                            
                            でも怒ってるからね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            今度あったら説教するんだから…
                            
                            許さないんだから
                            
                            愛情たっぷりの怒りあげるんだから
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            いっぱい話して笑って泣いて
                            
                            幸せに暮らしたいね
                            
                            あぁー幸せそーだなぁ
                            
                            逝ってもい?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                             
                            
                            
                            なーんて…嘘だよ
                            
                            君が許してくれないことくらい
                            
                            知ってるもん
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            どんだけ一緒にいたと思ってるの?
                            
                            っていないんだけどさ
                            
                            一緒にいた時間短かったけど
                            
                            めちゃ長く感じたの
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ねぇ、約束したじゃんっ
                            
                            約束破んないでよ…
                            
                            人に破んなって言ったじゃん
                            
                            自分こそ破んないでよ…
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ねぇ、やだよ
                            
                            君がいないなんて信じたくないよ
                            
                            どっかで1人生きてるんじゃないの…
                            
                            いつまでもお前のこと愛してる
                            
                            そう言ったじゃん
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                              
                              
                            
                            
                            
                            
                            
                            幸せにするのは君の役目でしょ
                            
                            他の人に任せて逝かないでよ
                            
                            戻ってきてよ…
                             
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君と出会えて凄く幸せだったよ
                            
                            もっと幸せにしてよ
                            
                            れみも君のこと幸せにするからさ
                            
                            君も幸せにしてよ
                            
                            ずっとだよ?
                            
                            れみの生涯ずっと…
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君に出会ってれみの人生変わったんだ
                            
                            ありがと
                            
                            君には幸せにしてもらって
                            
                            ばっかだったね
                            
                            れみは君に何か与えられたかな
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君がいなくなった時辛かったよ
                            
                            でもこれだけは言えるの
                            
                            それ以上に幸せだったって
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ねぇ、ゆーくん?
                            
                            君は空にいるんだよね?
                            
                            ずっと空を見るから
                            
                            唯一の繋がりの空
                            
                            一生大切にするから
                            
                            空から見守っててね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ここから日記みたいになっちゃった
                            
                            許してね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            出逢ってすぐ惹かれ始めたんだ
                            
                            君もそうだったんだよね.一緒
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            告白してくれてバリ嬉しかった
                            
                            まさかれみだと思わなくて
                            
                            好きな人も違う人だと思ってた
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            だからショック受けてたのに
                            
                            君はれみに告白してくれた
                            
                            ビックリして嬉しくて実は泣いてた、笑
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            そして君はすぐ、入院した
                            
                            悲しかった
                            
                            なにか抱えてるのは分かってた
                            
                            でも何も教えてくれなかったよ
                            
                            
                            
                                 
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            全然話せなくなって
                            
                            れみはただ独り言をしてる日々だった
                            
                            そしたら君は戻ってきた
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            でもすぐに倒れた
                            
                            緊急手術をして
                            
                            余命1ヶ月って言われたよね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君は自分らしい死に方で死ぬ
                            
                            そう言って
                            
                            幸せになれ。俺の分も生きろ
                            
                            この言葉を残して逝った
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            辛かったよ。めちゃ泣いたよ
                            
                            無力な自分が嫌いだった
                            
                            でも君の辛さに比べたら
                            
                            大したこと無かった
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ただの落ち込む日々だった
                            
                            そんな時君の妹さんと出会ったんだ
                            
                            それで君の最後の言葉教えて貰ったよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            「いつまでもお前のこと愛してる」
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            こんな言葉残されたら
                            
                            忘れられねーじゃん
                            
                            れみだってそーだよ
                            
                            同じ気持ちだよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            でもちゃんと言って欲しかったよ
                            
                            妹さんに託すんじゃなくて
                            
                            ちゃんと言って欲しかった
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            れみのこと残して逝かないでよ
                            
                            ね?一緒に逝こうよ
                            
                            追いかけてもいい?
                            
                            君に会いに行ってもいいかな
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ねぇ、死んでもい?
                            
                            君の隣に一生居たいな
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            こんな事ばっかり考えてた
                            
                            でも君は許してくれなかった
                            
                            逝く前から分かってたのかな
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ちゃんと「俺の分も生きろ」って
                            
                            「幸せになれ」って
                            
                            残してったよね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ねぇ、分かってたの?
                            
                            それとも偶然?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            そんなこと言われたら
                            
                            逝けなくなっちゃう
                            
                            君のこと追いかけたくても
                            
                            無理になっちゃう
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君はれみが逝くこと
                            
                            許してくれないんだね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            それならせめて君のこと想わせて
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            れみに好きな人が出来るまで
                            
                            れみの好きな人は君だよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            もし好きな人が出来ても
                            
                            一生大切で忘れられない人だよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ここまで生きてくれてありがとう
                            
                            幸せだった
                            
                            出逢ってくれてありがとう
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            れみに幸せを教えてありがとう
                            
                            れみはずっと空を見るから
                            
                            君も見守っててね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            最後に
                            
                            「いつまでもお前のこと愛してる」
                            
                            ゆーくんの言葉真似してみたよ
                    
                            当たり前が幸せだということ
                            
                            わかっているつもりだった
                            
                            だけど、心のどこかで
                            
                            甘えている自分がいたんだ
                            
                            こんなに後悔するなんて
                            
                            思ってもなかったのに____.
                    
                            -タグ紹介-
                            
                            #今は亡き君への恋文
                            
                            #今は亡き君への手紙
                            
                            空にいるあなたの大切な人へ
                            恋文や手紙を綴ってみませんか
                            
                            使用、解釈ご自由にどうぞ
                            
                            ご使用の際は贈り物させて頂きます
                    
                            元気か?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            そっちでもいっぱい飯食ってるか?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            誰か、友達と呼べる人はできたか?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            俺はさ、あんたが居ない2年間、
                            ずっと時が止まってんだ。
                            
                            この2年間、未だにまだ少し、
                            あの道を通るのが怖い。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            あの日、俺が誘わなかったら、
                            今もあんたは生きてんのかな。
                            そう思うと、ほんとに申し訳ない。
                            
                            ごめんな。
                            俺と付き合っても、
                            何の得もなかったよな。
                            
                            遊びには行けない、
                            八つ当たりする、
                            見舞いを追い払う、、
                            ほんと、何やってんだろうな俺は。
                            
                            もっと、
                            あんたと一緒の時間を大切にすればよかった。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            もし、俺が先に死んでいたら、
                            残されたあんたはどんな気持ちだったろうか。
                            
                            俺でさえ、こんなキツイのに、
                            あんただとどうなっていたろう。
                            
                            きっとあんただから、
                            大丈夫って言って笑うんだろうな、笑
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ちょっと、俺の話聞いてくれるか?
                            
                            俺、あんたと出会った時、
                            最初何て言ったか覚えてる?
                            「近寄んな。どっか行け。」
                            確かこれだったよな。
                            
                            ごめんな。あの時は。
                            どうせ死ぬやつに構ってる暇があるなら
                            他の人と仲良くすればいい。
                            
                            そんな思いで放ったんだ。
                            
                            それでもあんたは俺から離れなくて、
                            毎日飽きずに話しかけてきて、
                            ほんといい根性してんなと思った。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            俺が倒れたあの日、
                            お見舞いに来てくれたのはお前が1番だった。
                            「盲腸」とか、
                            嘘つけたら良かったんだけどな。
                            あんたの顔見ると何故か嘘つけなくて。
                            病気ってカミングアウトした。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            俺が淡々と事情を話してる時、
                            ボブヘアが君の顔を隠して
                            どんな表情かは分からなかった。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            大丈夫だと笑う俺の顔を見て、
                            あんたは俺に言った。
                            「人はね、いつしか必ず死ぬの。
                            それが遅かれ早かれ、
                            君には生きる権利があるのよ。」
                            
                            この言葉、今でも胸に残ってる。
                            
                            これ以外の言葉も、全部、
                            あんたから貰った全部が、
                            俺の中に残ってる。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            駅を3つ通り越した先の海岸。
                            交わした約束。
                            あんたから貰ったパーカー。
                            あんたとよくやったお菓子の取り合い。
                            2人で1つのペアキー。
                            あんたとお揃いの香水。
                            
                            全てが俺にとって、宝物だ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            あんたはさ、幸せだったかな。
                            あの日、幸せだったよって言ったあんた。
                            なあ、過去形にしないでくれよ。
                            これからも俺があんたを幸せにしたかった。
                            
                            何があっても、この先ずっと
                            俺が死ぬまで傍に居てほしかった。
                            
                            なんて、今更感半端ないな。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            俺はこの先、
                            あんたを忘れることはないだろう。
                            
                            あんたみたいな女、
                            いくら生きても見つかんねーよ。
                            
                            俺は胸張って言える。
                            俺はあんたと出会えて、
                            あんたが友達で、
                            あんたが彼女で、
                            あんたが恋人で、
                            本当に幸せだ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            いままでありがとう星流。
                            これから、俺も、少しずつ
                            前向いて頑張るよ。
                            
                            だから、そっから見ててな。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            あっ、あと一つだけ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            俺はずっとあんたが大好きだ。
                            
                            椶靉
                    
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            大好きなりゅーへ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            今、笑っとる?
                            
                            
                            なんかよーわからんことしとって
                            
                            
                            謎発言しとるあゆを見て
                            
                            
                            「なんばしよるん笑」
                            
                            
                            って笑ってくれとる?
                            
                            
                            少し呆れたように笑う君が
                            
                            
                            大好きだよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            りゅー、思い出話さして?
                            
                            
                            小六の時、剣道の試合の前日
                            
                            
                            寂しいような雨が、降ってたあの日
                            
                            
                            「俺と一緒に剣道の試合行かん?」
                            
                            
                            そう誘ってくれた
                            
                            
                            試合当日に待ち合わせ場所に行ったら
                            
                            
                            「俺の剣道着姿でも見に来たか?笑」
                            
                            
                            ってふざけてたよね
                            
                            
                            りゅーのお母さんが車停めて
                            
                            
                            休憩しとった時にさ
                            
                            
                            近くの山をさ2人で登ったよね
                            
                            
                            半ばの方まで登った時に立ち止まって
                            
                            
                            遠くの空を眺めてた指差しながら
                            
                            
                            「なぁ、あれ見てみ」
                            
                            
                            言われた通り見てみると
                            
                            
                            綺麗な虹が出てた
                            
                            
                            「綺麗な虹やね。写真撮りたくなる笑」
                            
                            
                            「だよなぁ、俺も写真撮りたくなる笑」
                            
                            
                            「ねね、りゅーは写真とか好き?」
                            
                            
                            「めっちゃ好きだよ。
                            
                            写真ってさ、その1枚だけでその人の
                            
                            感性が出るからいいよな」
                            
                            
                            「わかる。ほんとその通りやと思う」
                            
                            
                            りゅーがうなづいた後に
                            
                            
                            「今日の試合上手く行きそうだね」
                            
                            
                            なぜかあゆは試合のことを口に出した
                            
                            
                            なんで虹を見てそんなこと言ったのかな
                            
                            
                            今でも不思議なんだよね
                            
                            
                            それでさ、りゅーは
                            
                            
                            「絶対に勝ったるわ!」
                            
                            
                            って元気よく返されたからびっくりした
                            
                            
                            でも応援しようと思ってさ
                            
                            
                            「頑張ってね!」
                            
                            
                            そう言おうとした時に
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            「俺、愛歩のこと愛してる」
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            まさかと思った
                            
                            
                            叶わぬ恋だと思っていたけど
                            
                            
                            それでも好きで好きで…
                            
                            
                            小六ながらに「愛してる」なんて甘い言葉
                            
                            
                            あの時はびっくりして何も言えなかった
                            
                            
                            りゅーはそのままこう言ったね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            「あの虹が静かに消えるみたいに
                            
                            愛歩も消えていきそうな気がするんだよ
                            
                            俺の愛は愛歩に捧ぐ
                            
                            俺は愛歩が大好きだよ
                            
                            誰よりもお前を愛してるよ」
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            りゅーの口から出た言葉だとは
                            
                            
                            思えなかった
                            
                            
                            でも、あゆは嬉しかったの
                            
                            
                            りゅーが真っ直ぐに大きな声で
                            
                            
                            「好き」を伝えてくれたことがすごく
                            嬉しかった
                            
                            
                            正直、りゅーが試合に勝つことよりも
                            
                            
                            嬉しかった気がする…笑
                            
                            
                            りゅーはあゆに愛してるって言った
                            
                            
                            この日のこと覚えとる?笑
                            
                            
                            忘れてたらあゆは悲しすぎて泣くよ笑
                            
                            
                            あとはさ、その後車の中で一緒に
                            
                            
                            ミサンガ編んだのが忘れられないや
                            
                            
                            いや、きっと忘れちゃダメなんだよね
                            
                            
                            りゅーとの思い出だもん
                            
                            
                            「愛歩が幸せで居られますように」
                            
                            
                            「りゅーが幸せで居られますように」
                            
                            
                            お互い願い込めて揺れる車の中で
                            
                            
                            一緒に編んだもんね
                            
                            
                            りゅーが編んだ方のミサンガは今でも
                            
                            
                            大事で大切なあゆの宝物だよ
                            
                            
                            あゆが編んだ方はりゅーが空に行く時
                            
                            
                            手首に付けて持っていったよね
                            
                            
                            ちゃんと大事にしとる?笑
                            
                            
                            切れたらその切れたミサンガの紐を
                            
                            
                            大事にしとけばいいんだよ
                            
                            
                            あゆがりゅーのところに行った時
                            
                            
                            また二人でミサンガ編もうね
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            ねぇねぇ、りゅー。
                            
                            
                            あゆさ、後悔ばかりが残ってるよ
                            
                            
                            りゅーがあゆに虹を見せて愛してると
                            
                            
                            言ったときからずっとずっと後悔してる
                            
                            
                            「あゆはりゅーのことが大好きだよ!」
                            
                            
                            なんで言えなかったんだろう
                            
                            
                            あの時言ってれば「今」が変わってたのかな
                            
                            
                            あの時、あの時、あの時、あの時、
                            
                            
                            後悔の数を数えだしたら止まらないや
                            
                            
                            あゆはさ、あゆの中でりゅーはいるって
                            
                            
                            言ってるけどなんか違うんだよね
                            
                            
                            もちろんあゆの中にりゅーが居るよ?
                            
                            
                            でも、本当の気持ちで言えば
                            
                            
                            りゅーに会いたい
                            
                            
                            りゅーの肉声を聞きたい
                            
                            
                            りゅーにまたギュッてして欲しい
                            
                            
                            りゅーの作る塩おにぎりが食べたい
                            
                            
                            りゅーのかわいい笑顔が見たい
                            
                            
                            未練と後悔ばかり残って
                            
                            
                            本音を言えばすごく辛い
                            
                            
                            あゆが辛い時一緒に居てくれたの
                            
                            
                            りゅーだった
                            
                            
                            あゆが寂しいとき夜中にパジャマのまま
                            
                            
                            家に来てくれて眠そうにしながら
                            
                            
                            「ギューして一緒に寝よっか」
                            
                            
                            って言ってくれたのも
                            
                            
                            りゅーだった
                            
                            
                            あゆが嫌いだった男の大人の人にも
                            
                            
                            りゅーは守ってくれた
                            
                            
                            「愛歩を怖がらせるな」
                            
                            
                            そう言って大人たちから守ってくれた
                            
                            
                            大人にそんなやって言えるりゅーは
                            
                            
                            すごくかっこよかった
                            
                            
                            りゅーがいたから写真が好きになった
                            
                            
                            りゅーがいたから空が好きになった
                            
                            
                            りゅーがいたから今のあゆがいるんだよ
                            
                            
                            りゅーが死んでしまって三年経つ今でも
                            
                            
                            あゆはりゅーのことが大好きだよ
                            
                            
                            愛してるよ
                            
                            
                            あゆの大好きなりゅー
                            
                            
                            りゅーが今いるところで
                            
                            
                            いっぱいいっぱい美味しいご飯食べて
                            
                            
                            大好きな小説読んだり
                            
                            
                            りゅーがいるところの友達と剣道したり
                            
                            
                            好きなことをたくさんしてね
                            
                            
                            そして
                            
                            
                            今いるところからあゆを見ていてね
                            
                            
                            生きれるところまであゆは生きるから
                            
                            
                            だから、それまで空で待っててね
                            
                            
                            今じゃもう遅い
                            
                            
                            分かってるけどりゅーに宛てて
                            
                            
                            書く手紙だから言わせて
                            
                            
                            あゆはりゅーのことずっと大好きだよ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            大好きな龍星へ
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            愛歩より
                    
                            届くことのない君へ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            今、君は何をしていますか?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            どこにいるんですか?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            笑えてますか?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            この声が届かないことくらい
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            十分わかってるつもりだよ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            否、本当はわかってないのかもしれない。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            信じたくない。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            現実を受け止めたくない。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            これが本当の僕の気持ちかもね。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            あーあ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君が、今の僕を見たら
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            怒るかな?
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            もっとしっかりしろって。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            でも、僕なりにちゃんと頑張ってるよ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            君が居なくてもちゃんと笑えてるよ。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            だからさ、
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            心配なんてしなくていいから、
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            もう一度だけ君と逢いたい。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            夢でもいいから。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            僕はそれだけを願ってる。
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            また君と逢えるように。
                    
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            
                            少し遅れたけど
                            誕生日おめでとう。
                            
                            16歳だね。
                            
                            
                            
                            
                            元気にしてるかな?
                            
                            私もそっちに逝きたいなんて
                            
                            思ったこともあったけど、
                            
                            私は君の分まで人生を楽しむって
                            
                            決めたの。
                            
                            
                            でもやっぱりまだここにいてくれたら
                            
                            いいなって思って、トークを
                            
                            初めからもう1回見たりとか
                            
                            そんなことばっかしてる。
                            
                            
                            また会いたい。
                            
                            また大好きって言いたい。
                    
                            
                            思い出を数えるより
                            後悔ばかりを数えてる
                            
                            漫画を貸す約束してたのに、
                            一生貸せないじゃん
                            
                            卒業も一緒にすると思ってたのに
                            
                            冗談だって言って、
                            教室に現れてよ
                    
 
                 
                 
                 
                 
                 
                 
                