#今日も僕は生きてます。

歪んだ世界で

今日もカッターを握る

天気の良い昼休み。

俺は禁止されてる屋上で一人でご飯を食べていた。

これは学校生活における俺のルーティン。

購買でパンをいくつか買ってそのまま屋上に出られる階段を人目を気にして駆け上がる。

かがまないと入れないドアには大きな文字で立入禁止と書かれた紙が貼られているが、実際鍵はかかっていない。

忠告を無視してドアノブを回すとギギギと音をたてて開く。

そこにはドラマや映画で見るような屋上が広がっている。

そこで俺は買ったパンを頬張り、時間がくるまで寝ている。

という、完璧かつ馬鹿なルーティンはたびたびあいつに邪魔される。


“人気者の生徒会長がこんなところでぼっち飯?”


これはこいつの登場文句のようなものだ。

軽くあしらっとけばいい。

こいつが登場するのは決まって雲ひとつない晴天の日だ。

晴れによく似た笑顔でやってくる。


“ほっろへ。”


1つ目のパンを口いっぱいに加え込み、次のパンの袋を勢いおく開けた。

隣に座ったこいつはそのままの勢いで寝転がった。

その動きに合わせて俺も上を見る。

やっぱり雲ひとつない晴天だ。

パンを食べ終わると俺もごろんと寝転がる。

隣では今日も楽しそうに話し続けている。

俺は相槌も打たずにただぼんやりと空を眺めた。


“じゃあ、そろそろ帰ろっかな。”


そう言うと、さっさと立ち上がった。

俺もつられて立ち上がる。

大きな伸びをして空気を吸い込んだ。

あいつは気がつく屋上の縁に立っていた。

体に寒気が走る。

声を出そうにも出ない。

吸い込む息はさっきより浅く、呼吸は速くなっていた。

あいつはなんの躊躇いもなく一歩踏み出す。


“おいっ!”


やっとの思いで出た声と伸ばした手はあいつをすり抜け、俺が落ちそうになる。

あいつはそんな俺を見てケラケラと笑っている。


“はははっ。このくだり何回目よ?”


腹を抱えて笑うあいつはぷかぷかと浮いている。

固まっている俺は俯いたままだ。


“ごめんね、ありがとう。”


あいつは謝罪と感謝をした。

何に対してかわからない。


“じゃあね!”


そう言ってあっという間に消えていった。


“笑えねえよ。ばーか。”

見上げた空は雲で覆われていた。

今日も僕の＂体＂は、生きています。

　今宵も君を

　　　君だけを待っているんです。

N をフリックすると

君の名前が

1番左上に表示されるんだ。

嗚呼、めっちゃ

好きなんだなって…＿＿＿


𓂃◌𓈒𓐍

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＃今日も僕は生きてます。

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解釈自由。

贈り物順にします

暴力は正当防衛があるのに

言葉の暴力は正当防衛がないんだね。

図々しく生きています

感情剥き出しで

好き嫌いばかりで

それでも

今日も朝日を浴びて