苺谷・2023-05-13
偏愛
この視界からはみ出るくらいに
君だけで僕を満たしたいの
歪んだ恋の味
進めぬ道標は
不能になって
偏愛を許してください
キスはずっとしてたいの
あなたと毎日繋がってたい
あなたでしか感じないわ
他の子なんて見ないでよ
職場に女いるならやめて?
私以外に興味ないでしょ?
足りない あなたが足りないわ
私って異常かしら?、、、
ずっとずっと
耐えてた自分が馬鹿みたいな
そんな最期だった
偏る声が
片寄る恋が
最寄りの心に
停まり込み
僕の目の届く所にいて
僕の前でしか笑わないで
僕の為だけに呼吸して
君は優しすぎんだ
僕以外 雑に扱えよ
そうやって怒る僕のこと
雑に扱ってでどうすんだい?
君は信じすぎだって
男女の友情ってやつを
君の思いとは裏腹なこと
やつらは考えてる
別に君のことは
疑ってないんだ
嘘じゃないんだ
怪しいのはその周りで
ちらついてる男たちです
この偏愛が
もっと大きく育ったら
私は飲み込まれて死んじゃうかな
そうなったら
あなたの手で終わらせてくれる?
出会う順番が違えば
所詮 お前らなんて
触れることはおろか
あんなことやこんなことさえも
出来ずにいたわけです
むしろ感謝してほしいもんです
崇めたまえ 喜びたまえ
そして無駄に歴史に残ったこと
謝ってくれよ
貴方に愛に縛られて私はひとりで生きられない
貴方の言葉に縛られて私の心は狂い咲く
貴方の視線に縛られて私の身体は熱くとろける
もっと縛ってひとりにしないで
もっと狂わせて貴方しか考えられない程に
もっと燃やして溶かして自我が滅するまで
貴方がいなければ生きてはいけない
貴方を思うと息が出来ないくらい鼓動が響く
貴方に触れられた瞬間私は安らかに死ねるの
この穢れた私をそっと消し去って
貴方の手で永遠に
偏った愛だから何だ_
君は変態
こんな僕を好きなんて
初めは僕が君を見つめていた
君はそれに気づいて逃げてた
僕は君について調べた
そうストーカーってやつだよ
なのに君はだんだん僕に近ずいて
少しづつ色んな顔を見せ始めた
表の顔は消え裏の君が現れる
そして君は僕にこう言った
「前から好きだったの貴方のこと」
驚く僕を見下ろして君は
「これからは私のモノよ」
そう言って自らスカートたくし上げ
露になった太ももを見せながら
「ほら、欲しいのでしょ?」
僕の心を見透かしたように
笑みを浮かべた
君は悪魔?君は変態?君は…