#口渇な旅人

君と触れ合う度に

「幸せの苦味」を

再確認していたの

生きるだけで精一杯だった僕がいて

その時の僕の言葉に勇気を貰って

今、僕は過去を抱きしめて笑えてるよ

本音を涙で語る

｢辛かったの。｣

あの日無視した心の雨

私、今日こそ空を飛ぶわ

自転する地球の速さに

歩幅を合わせられたら

たったひとつの苦しみを

いくつかの幸せでやっと

紛らすことができたのよ

心残りは其処に置いて

ひとり旅立つ準備

どうせ過去だって残ってる

｢こうなりたい｣

軽い気持ちで生んでしまった夢

｢ああなりたかった｣

標準に慣れた心は道を切り替えた

あの日のこころは置いてきたのよ

つらかったから、

苦しかったから、

思い出したくなかったから。

それでも、もしかしたら

知らない幸せもあったのかもね

頑張れば頑張るほど

死にたくなった

才能は努力に追い抜かれ

出遅れた努力は追い付けず

苦しい時間が無駄とは思わないけど

悩んでるふりして「苦しい」を

1歩踏み出せない理由にするには

もったいないと思っただけ