#君の温もり

忘れたはずの君の温もりが

春風に変わって

僕の頬を撫でる

君の手に触れた時

私の敏感な手は

微かな君の温もりを感じた


今でもその温もり

私の手に残り続けて＿

君の声が、
君の輪郭が、
君の温もりが、

僕の前から溶けては散っていく＿

いつも隣にあった

小さな暖かい手を探して

無意識に手を伸ばしていた

其処にある筈の手に触れられなくて

空を切った手を握り締めた

　聖夜の一番星に夢見た温もり。

　叶うようにと願う白息　

　解き放つ空、羽ばたいて。

君が僕の手を繋いでくれないから。

ただ君の温もりがただ欲しいだけ＿＿＿

ずっと隣にいてよ＿＿。

LINEの通知音、君かと期待する。

君からの連絡はすぐに既読してしまって。

このまま二人

見つめあって

寄り添いあって

お互いの温もりを感じていたい

『よく頑張ったね』
『もう大丈夫だよ』

綺麗事を並べた慰めの言葉なんて要らない


"慰めて"
なんて贅沢な事は頼まないから


《今だけ》
《あと少しだけ》

君の温もりで包み込んでほしかった＿

君と歩いてたこの道

君と帰った通学路

よく話したよね

君がよく私を笑わせてくれた

どんな時だって辛い時も励ましてくれた

君の笑顔が私を強くしてくれた


今では冷たい風が吹くような

私だけが覚えていて、知っている

思い出の場所


一生 消えることは無い いつまでも

取り繕った愛に

顔をうずめても

ちっともあったかくなくて

ごっこ遊びはもうやめなきゃなって_.

君の

その優しさを、

暖かさを、

温もりを知ってしまって

指先から感じる君の温もりを

ずっとずっと感じてたい＿＿

昨日まであった君の温もりは


風と共に去ってゆく＿

何をしたら君の1番になれますか＿？