#夜に溺れて

｢正常｣を｢異常｣に

｢正解｣を｢不正解｣に

そんな風に変えてしまう

腐った世の中に呑み込まれる前に

夜に溺れよう

君に魅せられ


君に溺れた


深い夜

付き合っていても

『幸せ』

　とは限らない__

明けない夜の中


独り泣いているのなら


君の手を引いて光を探す旅を。

不思議な夢を見た

四方を壁に囲まれた真っ白な部屋にいる

僕は何度も壁に向かって赦しを乞う

ごめんなさい、ごめんなさいって

ただの白い壁なのに謝ることをやめられない

赦されないってわかりきっているのに

ただひたすら謝り続けた

何度も、何度も、、、


その時僕は夢の中で泣いていた

いっその事何処かへなんて

簡単にゆくことは不可能で


誰一人として僕なんて

連れてゆく訳もなく


そんなことをする理由など

ある筈も無くて



ただただ独りで

真っ暗で無機質な部屋の真ん中で

誰にも気付いて貰えず

今日も明日もこれからも

ずっとずっと＿






いっその事誰一人残らず

皆の記憶から僕の事を

消してしまいたい程で


けれどそんな事もできない程

臆病で神経質で

すぐ興味を持っては

すぐ飽きてしまい


全てのものを手放してしまって

全てのものを物理的に

壊してしまいたくて

全てのものを忘れてしまいたい＿