#大学

窓から差す朝日が

やっぱりちょっと邪魔だったんだ


空から落ちる光が

ほんとはちょっと嬉しかったんだ

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
𓏸𓈒𓂃𓈒𓏸𓂃◌𓈒𓏲𓂃 𓈒𓏸


夢を掻き消す朝日が眩しくて

今日から始まる日常がちょっと嫌で

冬休み明け、しんどいねって本音で話したの


講義を受けて建物から出て

鋭い風に震えながら頼りない日光を浴びて

大学だるいって言葉に建前で首を縦に振ったの


髪を透かせる光の元は同じなのに

ここに灯る心情は既に変わってる

明日は会えるかなって

先週を振り返る瞬間

こんなにも歪んだ気持ちのない恋は

君が初めてだと気付いたの
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
でも、どうせ私のことだから

いつかは妬いて焦って

苦味の強いものに変えてしまうと思う

だから、今は

楽しくて幸せなだけの想いに

心溶かして流れてたい

でも全部、夢のためだから

自分を削ることくらい

私は痛くも痒くもないの


後悔なき学びの為になら

若さを使いたい

光速で移動する宇宙船の中で、ねるねるねるねを練るとどうなるか。あなたの考えを400字以内で述べよ。

解答例：
「練れば練るほど、色が変わって、こうやってつけて、うまい✨🧙✨🎶」



模範解答を書いたはずなのに、私は不合格だった。

しかし、あんな大学に進学しなくて、正解だったと、今では思うのだ。

僕は理系の大学に進学したが
もともと理系科目は苦手だったので
入学してから苦労した。

それでも
大学の図書館にあった
安部公房の本を読んで僕は
救われた。

安部公房は
日本人でありながら
幼少期を中国と日本で
過ごして
東大医学部を卒業して
数々の本を書いた人物だ。

晩年の安部公房は
あの魔女をテレビCMで見て
何を思ったのだろう。

安部公房は
ねるねるねるねについては書いていないので
分からないのだ。

大学は学びに行く所であって、ねるねるねるねを練りに行く所ではないのだ。

勉強で悩んでいた大学生だったころ

図書館で借りた

ある本に書かれていた次のような記述に

私は感銘を受けたのだ。：


”
「ねるねるねるねの練り方」という本を読んだだけでは、色は、絶対に変わらない。色を変えるには、ねるねるねるねを怖がらないことと、繰り返し練ることが、大切だ。
”

せっかく大学にいかせてもらえるなら

田舎の、人気のない大学じゃなくて

都会の、名門大学に行ってみたかった。

そこで僕は、ねるねるねるねを練るのだ。

恋人もできて、そして…

そこでいつも、僕の空想は

終わってしまう。

今僕の目の前にあるのは

ねるねるねるねではない

名前もしらない

お菓子と、安酒だ。

あの人はいつも一人で行動していた。

大学のラウンジで、ドストエフスキーの本を読みながらねるねるねるねを食べているあの人を見かけた。

それ以来私も、ねるねるねるねを買うようになったのだ。

就活で訪れた
東京の街は僕にとって
刺激的だった。
準備した手書きの地図が
なければ僕は
五反田駅から
あの会場に
たどり着けなかった…

結局僕は
その会社の採用試験には
落ちた。

ねるねるねるねの練り方が
まずかったのだろうか。
それとも
ねるねるねるねという言葉を
面接で言ったのが、まずかったのか…

大学は

遊びに行くところではない。

大学は

練りに行くところなのだ。

文化の日だからだろうか、近所の大学では

文化祭の催しをしていたようだ。

僕はただ通り過ぎたが…

あの魔女は

あなたのことを見ていた。

芸術化産業の、担い手として…

大学の図書館で借りた本に

「異端者の告発」というタイトルの

話が載っていて

内容は忘れてしまったが

タイトルだけは覚えているのだ。


ねるねるねるねの魔女も

異端者だったに違いない。


それゆえ

あの魔女の映像は

今でも人々の記憶に

刻まれている。

大学は

就職予備校ではない。

大学は

ねるねるねるねを練る場所なのだ。

4月から私は
都会の大学で
ねるねるねるねを勉強するのだ。