鬽闇🔪🔪🔪🔪🔪・2021-08-20
奈落の果てに花
堕ち続けたその先に、
君が居たんだ。
夏を隠した霄に
溢した午前零時
「未だ終わらないでくれ」と
生きたいとか何も考えてなくても
いつの間にか息してる
死を目の当たりにした時
それで絶望して怖がるなら
なんで今生きたいって思えない?
シンドローム
#眠り姫症候群
最終章︰私の皇子様は君だった
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なんだか体がふわふわする。変な感じだ。
『ん、ん……?』
ここは何処だろう、病…室?そうだ、私は眠り姫症候群なんだ。
「失礼しまーす」
看護師さんだ。体の変な感じも聞けばわかるかもしれない。
『あ、あの!』
その時私の体は看護師さんをすり抜けた。
『えっ……』
なんの感触もなくて、ただショックだった。
『そっかぁ……私、眠っちゃったんだな』
最期に皇輝くんに会いたかったな。そんな事を思っても
もう遅いんだよね。いっぱい迷惑かけちゃったな。
眠り姫症候群はまだ死んではいない。でも私がこうしているのは
多分、幽体離脱とかそういうものだろう。誰にも気づいて貰えず
死ぬ事も出来ずただただこうやって現世を彷徨い続ける。
皇輝くんに会いに行ったとしても気がついて貰えない。
大好きな人に触れられない。笑いかけても貰えない。
そう考えたら苦しくて苦しくて……
『うっうぅ……あぁ……!』
思いっきり泣き叫んだ。でも誰にも気づかれなくて哀しくて
益々泣いた。泣き疲れて目をつぶったらもう瞼は開かなかった。
誰かが病室に入ってきた。そんな気がした。
とても懐かしい何かを感じた。でも瞼はやっぱり開かない。
足音が確かに私の前で止まった。
「紗姫。」
ずっとずっと聞きたくて聞きたくてたまらなかった声がした。
皇輝くんだ。嗚呼、もう一度貴方に触れたかったな。貴方の顔を見たかったな。
私の事は忘れて幸せになってね。
「いつか。また会おうな。」
うん。絶対だよ。皇輝くん。
「おやすみ、俺のお姫様。」
そう言って私にキスをした。その時、心臓がドクンと鳴った。
『こ、皇輝くん……』
「紗姫!?」
『私、今まで何を……』
「紗姫、紗姫、紗姫……!」
『ど、どうしたの!?』
「紗姫ずっと眠ってたんだぞ。」
『あ、眠り姫症候群だったんだ。でもなんで目を覚ましたんだろう……』
「 どうしましたか! 」
お医者さんだ。皇輝くんが事情を説明してくれて、お医者さんには
奇跡だと言われた。私もとてつもない奇跡だと思っている。
私は、色々な検査を受けてから無事退院できることになった。
『皇輝くん!』
「紗姫!」
「治ってよかった。本当に良かった……」
『もう。なんで泣いてんのよ。』
「だって……」
私だって泣いちゃうじゃん。
「なあ、紗姫。」
『ん?何?』
「これから、どんなに辛いことがあっても君を幸せにします。」
「俺と、結婚してください。」
『はいっ……!勿論!』
「これからよろしくお願いします。」
『よろしくお願いします。』
あれから10年。
・・
『こういうことがあってね、パパと結婚したのよ。』
「 へー!パパ凄いじゃん」
・・
「ちょっとママ!なんか言った?」
サナ
『パパとどうして結婚したのか紗奈に聞かれただけよ』
「 なになに!俺も聞きたい!」
ヒカル
「輝は聞かなくていい!」
『パパかっこよかったのよ。紗姫の事絶対助けるからーって言って』
「紗姫!やめろ!」
「 わー!パパ、ママの事名前で呼んでるー!」
「もう、お前たちはあっちに行ってろ!」
「はいはーい 」
『やっと静かになったわね。』
「そうだな。」
『あのね、私お医者さんに奇跡って言われたけど』
『本当は皇輝くんがキスしてくれたから治ったと思ってるのよ』
「え!キスしたのバレてた?」
『うん。笑』
『だって、眠り姫って運命の人とのキスで起きるじゃない?』
「そうだけど……」
『皇輝くんは私の皇子様だからねー』
「紗姫こそ、俺のお姫様だからな」
『ふふふ』
これは、私の身に起きた本当のお話。
[END] ※この小説はフィクションです。
あなたの甘々な
言葉と
優しさに
何も考えずに
溶けていってしまいたい
君への情を投げ捨てた僕は
哀も愛も総てを包み込み
変わらない憎しみへと異存した
孤独だった僕が
努力し続けたら、報われた
君の笑顔に
溶かされました…
# 奈落の果てに花
トレンド入り、有難う御座います。
嬉しいです( '-' )✨✨
嬉しい事にタグを使用して下さる方が多く、
贈り物が追いつかない為、
贈り物は無しの、
好きだけ押しに行かせて頂きます。
すみません( ..)"
(贈り物させて頂く作品もあるかもです)
素敵な作品と共に
私のタグを使用して下さり
本当に有難う御座います( '-' )✨
死にたいなら死んでみればいい。
それでもまだ死ねなかったら
僕らが生きていた理由を考えよう。
考えてもわからないなら
また1から、理由がわかるまで
一緒に生きて考えよう。
疲れ果てたお花に水やりを
いつも泣いてばかりの私と
太陽みたいな君が、
力を合わせると
お花は、元気になるかな
同情って他人だから出来るんだよ。
客観的に見てるから
「可哀想」だとか言えるんだよ。
鈴虫の音を聴いているこの時にも
誰かが血を流して命を絶っている
いずれ人は死するのに
今生きていることに罪を感じた
祈ることしかできない無力さに
戻らない誰かの本当の笑顔に
行き場のない怒りが増していく
君となら見てみたい
宇宙から降りて来た
頭上に耀く無数の星
自然中で想う悩みは
小さいと知る