#海を眺めて

思い出しては涙ばかり

きっとあたしには君しかいない

幼き思い出と影に住む

鳴り響く小さな夏の音

冬空の下

海を眺めて

あの日の

想い出を

日が沈むころ

海を眺めて

あなたの帰りを待って

時を忘れて

どんなに君を好きでも

君には届いていなくて

ときには　ひとりになって　　物思いに　ふける


そんな　時間も　　必要なんだね


日ごろ　　どれだけ

余計な　重荷を　　背負って

様々な　しがらみと　闘っているか


遮るものの　無い　景色が　　教えてくれる

不器用な愛情表現だけど

ちゃんと大好きだったよ

雨とお喋りな傘で素敵な想い出を作ろう

この青い空気が大好きだって

胸を張って言えること


こんなに大事な宝物だったんだ

届かない夢がある

でもそれは『今は』の話

ここからでも止まらないで走ったら

タイムリミットまでに掴めるのかな

海を眺めて
乗り越えてきた
人生の荒波を
思い出し、
我が身を労う
いま。

皮膚に感じた涼しさと

心臓に刺さった冷たさは

感触が全く違うんだよ

キミは人が泣かないところで鳴いてるね

充分な人間になれないなら

泡になって消えてしまいたい

輝く宝物みたいな日々は

永くは続かないんだよ