声・1日前
好きな本をひたすら紹介してみた
小説
かか
宇佐見りん
独特の文章と表現力がクセになって何十回と読み直してます。うーちゃんの気持ちが痛みになって入ってくるので疲れますが、その感覚を与える宇佐見さん凄いなあ大好きだなあって思いながら読んでいます
君は月夜に光り輝く+fragments
佐野徹夜
大好きな佐野徹夜先生です。ノーマルの方が好きって人も多いかもしれないけど、私はfragmentsの「ユーリと声」が大好きです。実は名前もここから来ています(小声)
書き方が大好き 厨二病感も大好き
これはただの夏
燃え殻
友人にオススメしてもらった小説家が私も大好きになって集めています。客観的かつストレートな心情表現が好きです。昭和と平成の交じる雰囲気で夜に読みたくなります
西の魔女が死んだ
梨木香歩
可愛らしい書き方がずっと忘れられずにふとしたときに読みたくなります。ふわっとした手触りの文章なのにめちゃくちゃ心に残って色々考えさせられる小説です。食べ物の表現が上手でお腹が空きます
# 好きな本をひたすら紹介してみた
《小説》
さよなら、ニルヴァーナ
窪美澄
こんな小説よく出版できたな、というのが読後1番に抱いた感想。
本当に気色悪い。だけど読んでよかったし、手放したくない大切な新しい感情も産まれたりして、良くも悪くも、心をざくざくに切り刻まれた一冊。
ちなみにニルヴァーナとは涅槃を意味する。またはアメリカのロックバンド。どちらも本文で言及されている。
N/A
年森瑛
カテゴリに向かって喋るのではなく、その人自身に言葉をかけられる人でありたいと思いながら読んだ。はずなのに、終盤のシーンでうみちゃんをカテゴリで見ている自分に気がつき、ガッカリした。
私たちの世代ならではの固有名詞が多用されていて、リアルタイムの痛みや軋みをひしひしと感じた。
コンビニ人間
村田沙耶香
主人公や白羽のことを心底気持ち悪いと感じたけれど、でも“わかる”とも思った。
あらゆる普通から排除されたコンビニという場所は人間社会の日常を生産していて、そんな場所で歯車として働いている主人公はもうプライベートですらコンビニと隣り合わせで。なのに“普通”になれないなんてあまりに皮肉だよね。
余談だけど、コンビニの匂いとか音とか、けっこう好きです。
漫画もいつか紹介します
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私もいろんな方々の好きな本が知りたいです
好きな小説
ラメルノエリキサ/渡辺優
私が渡辺優さんに恋をしたきっかけの本です。
出会いは偶然。数年前の「ナツイチ」の棚に置いてあるのを見つけました。とりたて目立つところにあったわけでもないのにどうしようもなく惹かれて手に取りました。あらすじを読んで、私は子の本を買うことを決めました。
まさに運命でした。
主人公の感性が少し狂気じみてるんだけど、その狂気の中にも思春期特有の、誰だって持ってる思想が見え隠れするのが面白いです。
人が抱く愛と憎しみ、思春期ならではのエゴと価値観を楽しむことができます!
自由なサメと人間たちの夢/渡辺優
短編集で読みやすいです。どの話の主人公も魅力的です。
特にお気に入りなのは「ラスト・デイ」と「彼女の中の絵」と「サメの話」「水槽を出たサメ」です。
ラスト・デイのヒロインは良い感じに頭がおかしくて好きです(褒めてる)
彼女の中の絵は「誰かのために夢中になれること」の素晴らしさを感じることができます。
サメの話と、水槽を出たサメは繋がっていて、とにかく泣けます。
自分も一生懸命生きてみようと思えます。
そしてサメを飼いたくなります。
(大好きな人へ、この本の帯の推薦文を
大森靖子さんが書いてます)
アイドル 地下にうごめく星/渡辺優
色んな人が色んな立場から一生懸命夢のために、自分のために頑張っている姿が刺さります。
自分は何かにこんなに必死になれているだろうか、と考えさせられます。
それぞれの生い立ち、それぞれの事情があるからこそ一緒に頑張れることってありますよね。
妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ/峰守ひろかず
本好きの友達に「人魚って、すごくいいな…って思うんだよね」と偶然話したことがこの本を読んだきっかけです。
その子がお勧めしてくれて、貸してくれた本です。
簡潔に言うととても面白い。妖怪とか、魑魅魍魎が好きな人は絶対好き。おとぎ話とかの人魚というより"日本らしい"ある意味ちょっと生々しい人魚のことを知る機会にもなります。
非現実的な世界観と現実性が交ざり合って、錯覚を見ているような、引き込まれる感覚が読んでいて心地良いです。
ぱっと思いつく私の好きな小説はこのあたりです。
ほぼほぼ好きな本というよりは好きな作家
紹介になってしまいました。
どれもおすすめなので機会があればぜひ。