恋眼鏡・2022-10-09
詩謳いのバラッド
宛名の無い手紙
これは君へ唄う歌
道しるべを見失い
自分が何処に居るのか
分からなくなった君へ
時代の波に翻弄されて
目指していた場所と
違っていたことに
気付いてしまった君
頼る者なく
差し伸べる手を
空に迷わせてる君
机の引き出しの奥
本棚のすみっこ
おもちゃ箱の中
君にも確かにあったはず
いつしかしまい込んだまま
それを忘れてしまった君
忘れているだけなんだ
大切なもの
それは今も君の中にいる
今も君が置き忘れた
思い出の中で歌ってる
歌ってあげるよ
君が思い出すまで
涙が風に流れるまで
抱えた膝を立てて
また歩き出せるまで
歌っているよ
君がまた一歩
踏み出せるまで
歌っていくよ
君が忘れているとしても
聞こえていなくても
君の心に届くように
君の隣は居心地が良くて
この関係を壊したくないと思う反面、
君を独り占めしたくてしょうがないんだ。
君は君のままで
ただ 今を生きて
遠い空から
君の幸せを祈るよ
宛名の無い
この手紙を
風に乗せて贈ろう
あなたとは中学生の頃に
出会って仲良くなって
ずっと共に過ごしてきましたね。
でも、
高校生になった時、
お互い別々の高校に入学。
それから何故か急に、
音信不通になってしまった。
元気でいますか?
大事な人は出来ましたか?
この道の先覚えていますか?
揺れる木々や押し寄せる波、
そして色鮮やかな夕焼け。
地平線続く空を探し続けて
明日を描こうともがきながら
今や夢の中へ。
形ないものの輝きをそっとそっと
抱きしめて前に前に進む。
「大丈夫」
とだけ書いた
ノートで作った紙飛行機
NOTE15を見ている
あなたに届きますように
一度も伝えられなかった好き
一欠片も伝わらなかった想い
一睡も出来ずに明けた夜
一生 忘れられない恋
遠い空の下
産まれも育ちも
何もかも違っても
君にも僕にもあるんだ
君が俺に生きる意味を
光をくれた
君は俺の全て
アンタずるいよ
綺麗な思い出だけ残して
独りでアッチに逝っちまって
しかも綺麗なまま
もう歳もとらないわけだ
此岸の人間じゃ
敵わないじゃないかよ
あの日 同じ夢を追いかけた
今はどこか遠い風の中に
君の未来 幸せが この穹の先
続いていますように
僕の思い出はずっと色褪せない
「今の君」は
「過去の君」が歩いて
辿り着いた「未来」だ
もし今いる場所が
過去の君にとって
こんなはずじゃなかったと
思うとしても
今が常に未来への分岐点
そこから戻れる道は無い
どうせなら今の君が
望んだ自分になれる
未来を今ここから目指そうぜ
泣きながら書いたあの手紙
ポストに入れられないから
燃やして捨てたんです
恨んでも憎んでも
消えてはくれないんですね
灰になってもまだ私を…
あの時のあの場所は
変わってしまったのに
今も近くを通るたび
貴方の声が指が匂いが
…忘れさせてくれない
失ったものばかり数えてないで
その手に残った
もうこれ以上失いたくないものを
零れ落とさないように
しっかりと握りしめろよ
いきなり来年の目標とか
無理に立てなくていいんだよ
明日から来年になったって
今日まで君が積み重ねてきたものが
何もかもいきなり
ゼロにリセットされるわけじゃない
明日から急に別人に
生まれ変われるわけでもない
君は今日から明日へ
君の続き それでいい
傷つきやすい君だから
傷つかないように
導いてあげられれば良いのだけれど
傷つくことからしか
得られない大切なものも
あると知ってしまっているくらい
僕は君より長く生きすぎてしまったんだ
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#宛名の無い手紙
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