子毒・2021-01-05
密かに想う
失恋
あなたの1番になりたくて
それでも1番になれなくて
あなたの隣には違う人が居て
それをただ単に見ているだけしか出来ない
そんな自分がとことん嫌になる
あの人がこっちを見て、笑ってくれる。
それだけで嬉しくなる。
この想いを伝えたら、そのささやかな幸せが壊れてしまいそうで、怖い。
だからこの想いは伝えない。
君は知らないだろう
でも時々私は丘に登る
キラキラ輝く街の夜景を見下ろして
束の間の美しさを味わう
全てを忘れるこの瞬間
目に映るのは
失われたアトランティスと人間の魂
そして肺を満たす2つの星の間の空気だ
だがもし君の心の額縁が
この風景を捉えて
全てを超越した気持ちを掴んでも
君は決して気づきはしない
私が君を想って揺れている事に
なぜなら私の愛は
どんな経験もどんな方法もどんな言葉も
決して表す事はできないから
高校生活最初の夏
僕は恋に落ちました。
遠いあなたに恋をした。
あの人は普通の人だから、僕のことなんて、ね。
それに、立場上むりだしね。
たとえ、僕が男でも伝えることなんて叶わない。
何より、伝えてしまったら今の関係が終わってしまうでしょう?
だから____
かっこいい系のお姉さんなのに、
どうしてそんなにかわいいの?
その笑顔で、その声で。
「はにゃ?」
何だそれ、かわいい。