#当たり前は当たり前じゃない

当たり前は当たり前じゃない。

そんなこと、わかってるつもりだった。

中学校生活、残り一週間過ごして
三年生送る会して
卒業練習して
合唱練習して
友達と共に
笑いて、泣いて、喜んで、悲しんで、
別れの準備して
家族に、先生に、学校に、感謝して
そうして卒業していく。

当たり前だと思ってた。

当たり前にできると思ってた。

当たり前が当たり前じゃなくなって

はじめて当たり前のありがたみ、

知った。遅すぎ。

まだまだ中学でしたいこと、

たくさんあった。

まだ、話したいこと、

たくさんあった。

もう少し中学生でいたかった。

今さらなんて

わかってるのに。

昨日より強くなった自分だけが

今日を生きる権利がある

当たり前の事が

当たり前ではないと

当たり前に

気づけないのはなぜか。

「当たり前の日常」に感謝したい

最初の頃は私も寂しくて

彼のことを帰らないでって引き止めてた

でも、彼の受験の日が近づいて

勉強の邪魔はできないなって思ったから

引き止めないようにしてた

でも、彼は

そんな私の寂しさを感じ取ってなのか

帰って勉強しなよって言っても

いいよここで勉強してくって

学校に残ってくれていたよね

帰る時間も彼はいつでもいいはずなのに

私と合わせてくれて

「よし、そろそろ帰るか」

って当たり前のように私と帰ってくれた

彼からしたら遠回りの道も

何も言わず当たり前のように

一緒に歩いてくれた

あの時間をもっと大事にすればよかった

って今思ってもしょうがないけど

すごく後悔してるんだ

生まれてきたことが当たり前なんかじゃない



育ててもらったことが当たり前なんかじゃない



お金を出してもらうことが当たり前なんかじゃない



学校に行けることが当たり前なんかじゃない



平和な生活が送れていることが当たり前なんかじゃない



「当たり前」なんてないんだ＿＿