#影色の世界

なにか　聴こえてる

何もかも　聴こえてる


知らないふり


やり過ごす時の中へ
灯りを…無視してる


ただ…闇の中へ…
膝抱えて沈むだけ


冷たいベットの中へ
逃げ込むように眠るだけ


灯りは…つけない
眩しくて吐き気する


逃げ惑うからなの？
痛みと息苦しさ…
消えないのは

心が小さくなる

優しさは檻の中へ消えた
冷たい硬い鉄格子のなかに


心細さのその先の
暗い道を歩き出すんだ

たどり着くのは

単純なことだけ
破壊しかない


そうなりたくない


壊すより産み出して
作り広げていきたい

手を取り語り合いながら
本当は笑いながら
生きたい

blue　purple

red　purple

dark　red

flower　pink

long　bridge
　
Coming soon jet-black darkness

Where did the sky blue disappear?

目覚めたら鶯の囀りの聲
朝露に輝く梅の葉
爽やかで優しくて好きなんだ

この部屋の中が
緋色に染まるまで
ただ　立ち尽くした日々

闇を…抱え
病んだ心に届くのは
何かを…ずっと…
考えていた

影色の窓枠もカーテンレールも
俺の影も長く消えていく

仄暗い君の心は
まだ俺を忘れない

手をつないで生きれるように
待っているからね

この小さな世界で

心の色は…朱色…

身につけるのは…青色

思い出は…桜色

安らぐのは…草色

揺れる花は…菜の花

強く咲くのは矢車草

紫の矢車草

あの雲はラベンダー色

誰もいない河原の

宿木は…

影色の世界を作り出す

仄暗い世界にも光はあるよ

真っ暗闇にしてはいけない

救いを探そうか

救いになれるといいね

諦めなければ

少しばかりの役立つことが

きっと叶う

諦めなければ

誰かの救いになれるかもしれない

救われなくても

諦めなければ…

黄色を帯びて…
橙の薄絹の向こうに

朱い夕陽の空がある


灯りを追いかける
黒鴉

夜になる前で…


漆黒の
海の凪を思い出しながら

小舟操る
笠の男

影色が包むまで

忘れないで…
きっと陽は昇るんだ

少しおやすみ

また明日

慣れない
何年経った？


軽く５年か…


愛はまだあるのかな…



自分に一番に問うんだ…

途端に影絵の世界に包まれる


それでも
仄暗い希望は消しはしない

頭の半分

砕けそうさ…

この影色の世界で

顔を覆うふりして


頭の半分

痺れてる…

真っ白な視界は

何もかも見えなくして



静かに休むんだ


今を…やり過ごして

そして立ち上がろう

何かをするために

命を守るために

きっと立ち上がろう


たくさん泣いて

泥のように眠って


朝陽の中へ

きっとまた出よう


その時は

きっとひとりじゃない…