夜戯・2023-03-07
微笑む君は永遠に
言い忘れていた「ありがとう」
もっと早く気づけばよかった
愛の糸を
無理やりにでも貴方の指に
巻つけようかしら
好きなんて言わないから
どうか僕の傍に居て頂戴
好きも愛してるも
たったひとつの行動で
嘘に聞こえて
はい、おわり
想像した君の瞳の奥を
知ってしまってごめんなさい
君の手の温もりは
お風呂のお湯くらいなのかな
想像でしかないけど
きっと温かいのでしょう
ある時には
一緒に生きようって言って
別の時には
一緒に堕ちようって言った
どっちも本音だよ
貴方のその気持ちを
恋と勘違いして欲しいのよ
数多くの人がいる中で
君はあの子を選んだの
花が堕ちる時
床と初めて触れ合える
僕も堕ちたら
貴方に触れられるでしょうか
手を繋いで一緒に堕ちても
床に触れた時には
きっとひとりなんだよ
打っては消してを繰り返して
僕は一生秘め続けるんだね