#思い上がり

「君は必要だよ」


何度聞かされても


“何の役にも立ててない”


という感覚は消えなくてさ、

私は変われないんじゃなくて、
変わろうとしないだけ

出来ないのかも




変わる勇気が持てないのか、
変わる意思が足りないのか、
このままでいいと、思っちゃってんのか。




多分、後者だと思う。

暖かさに汗ばみ
風の流れを探した

少しずつ言葉は強く
変わりゆく心が遠い

人の影が見えなくて
立ち位置を見失う

何もなかった頃とは
明らかに変わった

安易に物事を捉え
大切なものなくす
　　　　　　　　かほ

会いに行きたいな
さすがに引かれるかな
来ると思って無くて驚くかな
なんで来たの、って怒るかな
それとも
ちょっとだけ、喜んでくれるかな

お前のことは全て分かっている



つもりの自分が悔しい過ぎるよ

わざと君を呼んだ

僕は死んだ

心朽ち果てられた

『そんなの思い上がりでしょ？』

どうせそうよね分かっているけど

もしも ここに私さえいなかったら

みんなもっと上手くいくのかなって

そう、思っちゃうんだ

勝手に 君に恋して

勝手に 君に話しかけて

勝手に 君に近づく人を嫌って

勝手に 君と話してる子が付き合ってるって

勝手に 舞い上がって

勝手に 君が笑いかけてくれただけで喜んで

勝手に 告白したわけでもなく噂で悲しんで

勝手に 自分の恋を終わらせた

自分から何も動かずに

勝手に自分の恋を諦めた

上手くいってたって思ってたのは私だけみたい

思い合っているからといって

自分のことを第一に

優先してくれるとは限らないし

あまつさえ

互いの熱量が同じとも限らない

君が僕のもとからいなくなるなんて
きっと耐えられそうにないからさ
そうなる前に
君を僕から解放してあげるんだ

僕たち 私たち 二人は…と

そう言ってやたらと

運命共同体にしたがる人

そこには少なからず

温度差というものがあること

全力で無視するんだよな

この人は

私だけには嘘をつかない

なんて思ったら大間違い

あっちとこっちと

ご機嫌取っていい顔して

バランスを保っているから

今のところ上手く収まってる

それだけ狡猾で

抜かりがないってこと