#恋愛的価値観

小さい頃母親に言われたことがあった
『綺麗なお母さんじゃなくてごめんね』って。
私は母親の顔を
綺麗じゃないと思った事など
一度もなかった。
一重でメガネの鼻筋は
スっとしていない母親だが
私は母親を可愛いと思っている
それは、母親の性格と言葉が
何だか幼い時があるからだ

母親はよく私にこう教えてくれた
『どんなに顔が変でもね、優しさで補えばいいの。顔はいくらでも変えられるけど、心は整形なんて出来ないんだから。全然気にしなくていいんだよ』と。

私の周りは大方外見重視の人が多いが
私はその考えが
イマイチ理解出来なかった。
一時納得しかけたことがあるが、
よくよく考えてみると
反感の方が勝った

友達がこう言った
『付き合うならやっぱり顔が良い人がいい。』

私は思った
『その人とつり合うような顔面を持っていると思っているのだろうか』と。

大体の理由はまぁまぁ…という感じだが
中でも1番呆れた理由は
『周りの人に自慢出来るから。』

いやいや。その人は彼氏であって、
見世物ではなかろうに。
そんな価値観で果たして
幸せな恋愛が出来るのだろうか
と私は話を聞きながら思った

顔が悪いからといって
買い物が出来なくなるわけでもない。
友達が一生出来ないわけでもない。
明らかな日常で
いじめられるわけでもないのだ。

やっぱり私は
顔で決める
恋愛的価値観は理解できない
互いの素の顔を綺麗と思える人と
幸せになるのが1番なのだと私は思う