はじめる

#手のひら

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全82作品・

5年前の今日、離任式が行われた。
私は大号泣した。 
一旦、家に帰ってから先生に会いに行った。
先生は私とツーショット写真を撮ってくれた。
その写真、まだ部屋に飾ってある。
あと、2回も握手をしてくれた。
先生の手のひらはすごく温かかった。
そして、先生の言葉が今でも鮮明に覚えている。
「出会いがあることで別れもあるし、別れがあることで 出会いもある」と言ってくれた。
それから「一期一会」という四字熟語が
大好きになった。
だって、一生に一度の出会いなのですから。
先生、最後まで面倒くさい生徒だったけれど、     こんな私と出会ってくれてありがとうございます。
                                                            
2021年3月25日

ゆうか・2021-03-25
離任式
出会いと別れ
出会えた奇跡
ツーショット写真
握手
一期一会
先生
大好き
先生推してる会
中2の時の先生
5年前の先生
手のひら
温かい
ぬくもり

差し出された手のひら

貴方が微笑みながら誘う


「君がこの世界で独りなら

僕もその世界に連れてって」


貴方も泡になる運命だとしても

その手を握ってくれますか?

茅草朱莉・2024-01-02
微笑みの誘い
ポエム
8
差し出された
手のひら
微笑み
誘う
世界
独り
孤独
連れてって
運命
道連れ
握ってくれますか?
情景のうた
言葉のお遊び
茅草朱莉*
気まぐれ*

何もかも失って冷めた掌を

君だけが暖めてくれた

燈架・2024-07-20
独り言
見つからないもの
ポエム
孤独
片想い
恋人
冷たい、温かい
手のひら

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

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そこはきっと私が知る世界の中で


いちばん天国に近い場所だった。




縁は私の手のひらを



痛いくらいに繋ぎ止め



「結月、生きろよ」



そう、告げた。


私も、生きたい。


縁と、生きたい。


思わず、涙が零れ落ちた。



それでも縁の手のひらを私は


強く、強く握り返す。



それは決意の表れだった。




【surgicalmask~第四話 ありふれた奇跡】




大きな遊園地じゃない。


小さな遊園地。



コーヒーカップに


メリーゴーランド


ゴーカートと


ジェットコースター


それから観覧車。



目新しいアトラクションなんて



ひとつもないありきたりの遊園地。




でもそこは


私達が住む街のシンボルだった。




古びたスピーカーから聴こえる、


陽気な音楽。



心は嫌でもうずうずと踊り出す。



それは、縁も同じ事だったらしい。


勢いよく、私の手を引くと


「行くぞ、結月っ」


と、マスクの中の目が笑う。



「うん!まずはゴーカートっ」


「いいよ、結月の席は助手席な」


「えー、運転席がいいー」


「だめ、結月下手っぴだもん」


そんな意地悪を言う縁の力は


ゆるりと私を導いた。



好き。


好き、縁、好き。


何度も何度も


心が呟く。


繋いだ手から


心の熱が伝わるといいのに。


そんな事、想う。



こんなに恋しく思うのは


生命の危機にあるからじゃない。


生命の奇跡を信じるからだ。




ゴーカート


私は縁の隣にちょこんと座る。


運転する、縁の横顔は


私の中でイチオシの俳優


中島凱斗よりもずっとかっこいい。


思わず、息を飲んで


見とれていると縁は


照れくさそうに言った。



「なー結月ぃー」


「ん?何?」


「結月の…視線が熱い」


「あ…ご、ごめ」


「いーよ、嬉しい」



私の方が、恥ずかしいよ…。



顔が熱くて


ウィッグを風にさらさら


靡かせて空を眺める。


すると、今度は縁の視線を感じた。



見ようか見まいか悩んだけれど


縁はゴーカートの運転中だ。


「ねえ、危ないよ、ちゃんと前見て?」


「あ、うん」


「……何見てたの?」


そう尋ねる。


風にしなった枝が若葉を揺らした。



縁は言う。


「俺さ、18になったら即免許とるよ。そしたら結月の特等席は俺の隣ね」


「えー?私の特等席?他の子乗せたりしないー?」



そんな可愛くない台詞言いながら


心はよく弾むボールみたいに跳ねてる。


「しないしない、二人で色んなとこ行くのってさ」


「うん」


「きっとすげー楽しいよ」


「うん」


「だから、早く体治そうな」


「うん」


穏やかな幸せが湧く。


こういう時に


早く体治せよ、そう言われるより


早く体治そうな、この言葉が力強い。


ひとりぼっちじゃない。


俺も一緒にいる、


シャイでなかなか


そうは言えない縁だけど


言葉の端々にそんな想いを


感じることが出来るから。



だから私は


この人と生きたいって


思うことが出来る。





「結月結月!あれ、今度あれ乗ろ」



メリーゴーランドも


コーヒーカップも


小さい頃から


飽きるくらい乗ってるのに


縁と一緒だと


生まれて初めてのことのように


新鮮だった。



視線が触れるだけで


心臓はドキドキと高鳴る。


名前を呼ばれるだけで


熱があがりそうなくらい


心の中が熱くなる。



私たちは遊園地を


思う存分に楽しんだ。



そして、午後二時。


観覧車に乗り込む。



どんどん高くなっていくゴンドラ。


自分がどんなに頑張っても


到底見えない景色。



「なあ結月、初デートん時はさ」


ゴン、ゴン、と


規則的な音が聴こえる中で


縁が笑い声を張った。


つられて私も声を弾ませた。



「うん、夕方だったよね」


「そーそー、そんでさ街がすんげえオレンジ色に染まってさ」


「綺麗だったねぇ」


「だよなー、懐かしい」


「でも、今日の青空だってすごーく綺麗だよ、また来れてよかったあ」


いつ、病気が


ひどくなるかわからない



そんな恐怖は


どんなに前を向いていたって


いつも付きまとう。



やりたいことは山ほどあって


気持ちばかりを焦らせても


どうしようもないことは


わかっていた。



だから、今日の日が


すごく、すごく嬉しい。



「これからだって、何度でも来ようよ」



向かい合った席に座っていた縁は


照れくさそうに私の隣へと移動した。


ふたりの重たさが


ゴンドラをぐらぐらと揺らす。


思わず不安になって


私から縁の手を握った。



「恐い?」


「ちょっと、だけ」


縁は、微笑む私を


「あー、もうっ、やべえ可愛い」


と、抱き締めた。


妙な、雰囲気。


感じる、縁の温もりと息遣い。


耳が熱い。


キス、したいな…。


その衝動の邪魔をする、


マスクのゴムを私は


くるくるといたずらした。



「結月……、キスしたい」


「うん…」


「うがいしなきゃ、まずい?」


泣き出しそうな縁の声に


胸がつきん、と痛む。



縁の誕生日プレゼント


やっぱり自分で買いたくて


今日までに用意出来なかった。



せめて、キスくらい



「いいよ」


そう、笑ってあげたい。


私は、マスクを外した。


メイクは、間違いなく


とれているだろうけど


そんなの構わない。


縁もほら


マスクをとったら


少し赤くなった顔で


笑ってくれる。



「するよ?」


「いいよ」


私たちの唇はちょうど


観覧車がてっぺんに登ったその時


触れ合った。


そこはきっと私が知る世界の中で


いちばん天国に近い場所だった。



おずおずと


触れるだけの口づけを繰り返して


次第に深く、なっていく。


「大丈夫?…苦しくない?」


途中、縁は


息継ぎの度に何度も


私を気遣う。



こんなに優しい縁だから


私は多少苦しくたって


うん、って笑って


頷きたくなるんだろう。


蕩けるような時間が


終わりを告げる。



すると縁は私の手のひらを



痛いくらいに繋ぎ止め



「結月、生きろよ」



そう、告げる。



縁の顔を窺うと


その目は涙に潤んでいた。



思わず私の視界も涙で霞む。



「病気なんかに負けんなよ」



「うん…」



「絶対、絶対だぞ」


「うん…」



私も、生きたい。


縁と、生きたい。



縁の手のひらを私は


強く、強く握り返す。



それは決意の表れだった。



【surgicalmask~第四話 ありふれた奇跡(終)】

ひとひら☘☽・2020-03-19
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幸介による小さな物語
surgicalmask
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独り言
白血病
生きたい
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デート
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生きたい
手のひら
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ゴーカート
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死にたい
あの時伝えたかったこと

ただ君に会いたくて

ただ君と話したくて

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私の心を苦しめた

豹瀬 夏椰・2020-05-22
私の本心
片想い
好きな人
会いたい
話したい
願う事しか出来なくて
好き
久しぶりの思い
すれ違う
君の香り
手のひら
くせ
今も好きだよ、なんてね



生きる事が恐いのなら



ほら手のひら


早く出してくださいよ。



手を繋ぐとね


不思議なもので


生きる力が湧いてくるんすよ。



だって、ね


独りじゃないって


思えるでしょ。



生きる事が嫌になったなら



ほら俺の手のひら


あっためてくれません?



俺、極度の冷え性なんで



あっためてくれたら嬉しい。



どんな人でも


他人を温められる



今、自信がなくて


自分なんかって思ったあなた。



あなたもそうなんすよ。



寒さに凍える人の手を


温められる温もりが


あなたには備わっているんです。



だって、ね


生きてるじゃないですか。



生きるって


温もりを分け合うことなんすよ。

ひとひら☘☽・2020-01-05
幸介
幸介による疲れた人へのメッセージ
生きる
独り言
死にたい人へ
恐い
怖い
手のひら
冷え性
ポエム
ありがとう
新年の挨拶
温もり
分け合う
生きる力
寒さ
凍える
寒い
プレゼント
手を繋ぎましょう

手のひらに希望を握りしめて

泣いて生まれたのだから

今日をその手に掴んで

一瞬一秒でも多く笑っていて

神々廻 勇凛・2022-05-28
今日を笑顔で過ごせたら
誰かの必要不可欠で在りたい
手のひら
希望
握りしめて
泣いて
生まれる
明日
その手
掴んで
一瞬
一秒
多く
笑って
大切な人
生きたい
生きる意味
今日を大切に
タグお借りしました
ポエム



最近あまり寝ていませんでした。



看病疲れとは思わないけれど


無理が祟ったのか


あなたの側で居眠り…



「幸介危ないよ」



あー


あなたが心配してくれてる…


分かってはいるけれど



かくん、かくん



椅子に座ったまま



半ば夢の中…。




すると突然、首にあなたの


手のひらの感覚がしたかと思うと


ぐっと力が加わりました。



びっくりして目をあけたら



ベッドの上のあなたの膝に



突っ伏すような形にされています。




「危ないからこうしていなさい」



あなたは優しく俺の頭を撫でました。




上目であなたを見つめる俺に



あなたは眉間に皺をためて



「少しだけ、眠っていいよ」


「ほら、さあ、早く」



そう言って急かすけれど



……違うんです。



こんなことされたら



眠れないんです。



だって、膝枕。



膝枕っすよ。



…心臓爆発させてもいいっすか?




そのくらいあなたのせいで



高鳴っていること



わかっているのかなあ。

ひとひら☘☽・2019-12-01
幸介
幸介の恋心
haru闘病日記sama
膝枕
ココロの絆創膏
高鳴り
心臓、跳ねた
爆発
夢の中
寝不足
ポエム
眠りなさい
眠り
手のひら
大好きな人
独り言
心臓
ベッド
優しさ
苦しい

夢の中より


夢のような幸せ



俺の頭を撫でる、



あなたの掌が


とても愛しい

ひとひら☘☽・2020-02-11
幸介
幸介の恋心
手のひら
好きなだけなのに
撫でる
夢の中
幸せ
独り言

俺が送った左手の写真


追いかけるように
あんたの右手の写真が
送られてくる


「手繋ぎたいね」

「手繋いでるように」


今日はまだ逢えないから
あんたの手を思い描いて
そっと宙を握り


あんたから送られてきた
あんたの写真にキスをして
頑張る気力を養った


あんたは一等可愛いよ
あんたは何より綺麗だよ


あんたの誕生日だってのに
俺の誕生日かと思うほど


電話山ほどして
写真山ほどもらって
あんたを沢山もらった


ふたりにとって
最高の一日になったね


明日からまた
ふたりで頑張ろな

ひとひら☘☽・2019-12-18
riyu
DEAR眠り姫
誕生日
手のひら
むすんでひらいて
電話
通話
写真
ポケット
独り言
ポエム



寝言で苦しむあなたが歯がゆい。


ねえ、俺がいますよ。


あなたの夢の中に


俺の手のひら届いてますか。



冬の静寂に寂しくて


精一杯伸ばした俺の手のひら


あなたの救いに、なってますか。

ひとひら☘☽・2019-12-09
幸介
幸介の恋心
救い
寝言
悪夢
ポエム
夢の中
手のひら
静寂
寂しい
独り言

あの手に侵される位なら


貴方のその手に溺れたかった

ひとひら☘☽・2019-12-26
さくら草
九円
手のひら
独り言
ポエム

飛び込んだ空を 手のひらが切った

何もない空中を舞って 君の元に行く

『どうしてとめたの』なんて言えば

『君の事が好きなんだっ…』と言う

心音 さき(一言見てね)・2020-04-18
ポエム
自殺
飛び降り自殺
手のひら
切る
何もない
空中
舞う
君の元へ
どうして
君の事が好き
告白
好き
さき。のポエム

遠くに見えるものが
美しいって誰が言ったの

今包まれているこの日常が
むなしいってなぜ思うの

今その手のひらの中で
夢は育ってるよ

華やかだけではないの
想いと歩みを
積み上げてきたから
        かほ

かほ・2022-06-18
手のひら
夢はここに

雲から降る雨粒を

手のひらですくう

それは静かに揺れて

パチンと弾けた

心音 さき(一言見てね)・2020-06-19
雨粒
紫陽花
すくう
降る
手のひら
それ
それは
静か
揺れて
揺れる
パチン
弾けた
弾ける

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