有象無象に神在つ
嗚呼、騒がしい
この世界はいつも五月蝿い
音が多すぎるのだ、不必要である
語る上で何が大事かというと
それは言葉の選び方だ
世の中雑に扱ってはいないか
言葉を、文字をなんだと思ってる
嗚呼、これだから人間世界は
厄介すぎるものである
死にたい、嗚呼そうか好きにしてくれ
可哀想に、助けてくれる人が居ないのか
なんだ、助けてくれる人は居るのか
じゃあお前は可哀想なんだな
生きる可能性を自ら捨てた
お前は人に成りたくないんだな
じゃあ何に成りたいのだ
来世は、なんて言葉は聞きたくない
その来世に期待したところで
お前は失望するだけさ
そう、私の様にね
数ある人間なんだから
代わりは幾らでも居るだろう
そりゃそうさ、居ないわけが無い
この地球とやらには
余る程の人間が居るのだから
でも君自身の心はどうするんだい
世界が君を嫌っても
君だけは君を肯定しないと
この世界に人間とやらは
居ないんじゃないかい
否定ばかりの人間なんて腐るほどいる
でも君は君なんだろ
誰でもない君なんだろう
ならば君は君を肯定し続けろ
来世に賭けるな、今賭けろ
お前らは未来人か?
未来から来たのかい?
そんなわけないだろ
君は今を生きている
過去でもなく、未来でもなく
ただ只管に今を生きているのだ
先のことなんて分からない
今が苦しくて
どうにもならない、死にたい
そう思うことはあるかもしれない
なら何か光を探そう
無い、じゃない、探すんだ
君だけの希望を、光を
未来を生きるための太陽を
そうして今を乗り切れば
きっと未来は光り輝く
幸せな未来を描けるんだよ
死にたいなら死にたい理由よりも先に
生きたい理由を並べてご覧
くだらなくてもいいのだから
ひとつも無かったら死んでみなよ
死ぬことに後悔は生まれないから
君は直ぐに死ねるだろうね
おめでとう
これは偽善なんかじゃない
そう思うやつも居るんだろうが
まぁ、経験者は語るってやつよ
この世界では皆がちっぽけで
でもその分背負っているものも
たしかに一人一人違って、重い
神が左右するなどというが
それはもう当たり前だと考えよう
僕らには替えがきくが
それは世界一般論の話
僕の心の代わりは何も無い
僕にしか生きれないものなのだ
有象無象、そこに神が在れば
この世界の人間は皆丸くなるのだろう
♡