書くとココロが軽くなる 桜が満開になると
どうして
雨が降るのでしょう
意地悪な
春のお天気に
この季節は
いつもハラハラ
花が咲く
花が散る
ただそれだけのことに
胸が熱くなるのは
すべての命の
美しさ 儚さ
そして強さを
わずか一週間で
体現してくれるから
繰り返す
再生と不滅の物語は
明日への希望とともに
今日は最高のお花見日和🌸🌸
行ってきま～す✨
どこからともなく
落ちてきた花びらは
過ぎゆく春の
名残のひとひら
ひとりで見送る
これは幾度目の春か
桜とともに
あなたの想い出も
散って逝く
また見にこようね
そう約束したひとは
もういない
今年の桜
貴方の空へ
届きましたか
ああ
もう桜が
いつの間に
こんなにも桜が
…咲いていたのだろう
胸が痛くなる
そんなことさえ
気付かぬほど
私は心を
塞いでいたのだろうか
すべてこの世は
幻のごとく
散りゆく花に
我が身を重ねて
がんばっていた桜も
もう終わり
今年はいつもより
ずいぶん長く
咲いていたね
誰にも見てもらえなくても
精一杯咲いていたね
ありがとう
また来年
会えるのを楽しみに
嬉しい桜
悲しい桜
せつない桜
花は同じでも
心に映る桜模様は
人それぞれ
最後の桜は
いつもより儚く見えた
来年の桜は
今日と同じじゃない
あなたと二人
並んで見る桜は
きっとこれが最後だから
淡く 儚く
熱く 激しく
目蓋に焼き付けて
心に刻みつけて
ひけらかすわけじゃないけど―
と、キミは言った。
私、一度死んだことがあるの。
え？
だからね、今ここにいる私は幽霊なの。
ああ、そう。
だからキミはそんなに儚くて
今にも消えてしまいそうなんだね。
満開の桜の下で
キミはボクに笑いかける。
透き通った妖艶な笑顔で
ボクを異世界に連れ去ろうとする。
実はね―
ボクの体は、今も
この樹の下に埋まっているんだよ。
来年もみんなで来ようね
そう言いながら
もしかしたら来年は
貴方と一緒に見られないかも…と
悲しい予感がありました
季節はめぐり
また花は咲いたけれど
貴方はもういない
春になれば桜は咲く
でもその花を
また見られるとは限らないのです
桜の花を見る度に
貴方を思って涙するのです
今日は子供たちと
お花見にでかけます
近くの河川敷へ
お弁当を持って
連れ合いとも
実家の両親とも行った場所
きっともう満開のはず
同じ春は戻らないけれど
毎年アップデートして
思い出を温めなおすのも
いいのかなぁと思うんです
あの日見た桜は
貴方がいたから
あんなにも綺麗だったの
ひとりで見る桜も
素敵だけど
思い出に咲く花には
かなわないわ
満開の桜に
包まれていると
この樹の下に
屍体が埋まっていても
不思議じゃないと思えてくる
私たちは、一人ひとりの持つ
言葉の力を信じています。
