#泡

溺れて溺れて苦しんで

泡のように消えたいの

甘くて 痛い

そんな数ヶ月の

泡より脆い恋でした

もしも人魚になれたなら、

波に乗って遠い世界の

キミに逢えるのかな。


そうだったらいいのにな。

そうだったらいいのにな...

息が出来ないくらい
強く抱き締めてよ

離さないで

好きなんて言えなくて

泡となった私の恋心よ

久しぶりに恋に落ちた人なのに
二度と叶わないなんて
まるで人魚姫みたいね

愛の象徴さえも

ひと吹きすれば

蒼空に溶けるの

海の泡になるように消えたい

泡に変わりたい
足掻く人生
綺麗に騙して
あげられなくて「ごめんね」

　　　　　　　君色の毎日
　　　　　　　　　　気づけばもう俺達

道を創ることはできなかった
道を泳ぐことはできなかった
溺れるだけで「ごめんね」

　　　　　　　歩むのは君の後ろでした
　　歩むのは君の人生でした


泡を映すのは
必死に僕が生きた証でした＿

数年ぶりに期待した記憶も

高鳴る程に弾んだ気持ちも

泡の様に壊れて消えていった

泡になって消えてでも

守り抜きたい人がいる

あなたが誰を好きでも

私は貴方を想い続ける

私は今不思議な世界に彷徨っている

水の中だろうか？

泡のようにみえるが

クラゲにもみえる

海の中なのか？

「藍」という世界があれば

それがぴったりな空間

私の心も「藍」

本当の私はこんなに綺麗じゃない

私の世界は幻想的

私の性格も幻想

幻なのだ

私は私の中のどこに存在しているのか

わからない

私を探してほしい

本当の私を

人魚姫のように

僕だけ君に溺れ続け
いつか

泡のように跡形もなく
消えてしまいますか？

＿＿＿＿泡沫















































なんで何も出来ない癖に


此処に居るんだろう


役立たずだと無能散らして


早く切らして仕舞えばいい











なんで頭も回らない癖に


此処に在るんだろう


一つも答え見付けられずに


其の儘終って行ければいい













報われないと分かって


救われないと知った


そんな日々が積まれ積まれた


無だけが残されたこの街だ


風に季節は終わる













常温のソーダを流し込んで


湿る泡沫が喉を突いて


ああ痛いな､痛いや


『逝きたい』と吐くと思ったろ


生憎痛みは嫌いでね


吐瀉に『逝くな』と言うんだろ


ああ綺麗だ､綺麗だ


飛び立つ鳥と動く針がまた


僕を嘲て､笑った














ソーダと爆ぜた泡沫


溶け込んでいく透明に


そっと羨望の虚ろを















常温のソーダを流し込んで


湿る泡沫が喉を突いて


ああ痛いな､痛いや


『逝きたい』と吐くと思ったろ


生憎痛みは嫌いでね


吐瀉に『逝くな』と言うんだろ


ああ綺麗だ､綺麗だ


飛び立つ鳥と動く針がまた


僕を嘲て､笑った






















ああ綺麗だ､綺麗だ

｢日々｣ を重ねていくうちに

｢自己｣ を否定され､虐げられて


身の丈に合わない ｢幻想」を

抱いては､砕け散り

淡い期待も､抱く事すら止めた。