#硝子の瞳に潜む影

月明かりが或る店を示す真夜中


気紛れに現れ、言の葉を配り歩き

泡沫の如く消えると言う【可惜夜荘】




どうやら気紛れ店主が

開店準備を終えたようです










いらっしゃいませ


言の葉は如何ですか？


お好きな言の葉をお好きなだけ

差し上げましょう





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⊿恋愛


# 無償のアイを君に

⥤むしょうのあいをきみに



# 恋の蕾が開く刻。

⥤こいのつぼみがひらくとき(こく)。



# この感情はきっと

⥤このかんじょうはきっと



# 君の一瞬が欲しくて

⥤きみのいっしゅんがほしくて



# 24時に解けぬ魔法を

⥤にじゅうよじにとけぬまほうを



# 秒針が刻んだアイに

⥤びょうしんがきざんだあいに





⊿病み



# 飼い慣らした孤独の味は

⥤かいならしたこどくのあじは



# 空白を満たす孤独が

⥤くうはくをみたすこどくが



# 透過した記憶の裏側に闇

⥤とうかしたきおくのうらがわにやみ



# 不幸を願う少年

⥤ふこうをねがうしょうねん





⊿儚い


# 哀愁揺蕩う世界にて

⥤あいしゅうたゆたうせかいにて



# 期限切れのアイを何処に捨てよう

⥤きげんぎれのあいをどこにすてよう





⊿店主の気まぐれ(


# 真夜中に沈む

⥤まよなかにしずむ

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オーダーメイドも受け付けておりますが

時間がかかることを承知の上、

ご注文ください





御来店ありがとうございました


また、月明かりが道を示す夜に

お会いしましょう

表面上の偽った笑顔

水面下に隠れた想い

もう手が届かないよ.