#秋の訪れ

和佳

黒髪

弾き語り

夜更し

秋の涼しい海辺は

夏の頃の静寂を残して

哀風を一つ吹かせた

気がつけば
彼岸花が畦道を彩り

空も風も
一気に秋模様

母をお墓参りに
連れて行きたいんだけど

冷たい雨が
止みそうもなくて

空の色も　夏から秋へ

コスモス畑で笑うあなた

どんぐりを拾い見せてくる無邪気なあなた

木から降る楓とあなたの背中


秋は寒いけど大人っぽいあなたが

子供になるから心が温まるんだ

昨日から空気が変わったね

ようやく『秋』のご登場

夏の魔法ってあるんだね！
あの暑さがどこかへ去ってしまうと
がんばる気力も失せるし
夜更かしする体力も消えている

光の見えない

真っ暗な闇の中で

怯えながら生きる

そう言えば
今年はまだ
コスモスを見ていない

朝晩は
少しひんやりして
ようやく秋のきざし

暑かったね
長かったね

やっとコスモスの
似合う季節に

愛してるからこそ

愛してるって言葉じゃ足りなくて

どんな言葉を選び出しても

私は私に満足出来なくて

　君　失くば

　　　楽しみ　ひとつ

　　　　　　無き　我の

　　　　　　　　　空の　こころに

　　　　　　　　　　　　秋風ぞ　吹く

会いたいと願えば逢えるのかな

声が聞きたいと願えば聴けるのかな

僕とキミは遠距離に過ぎない

心は近距離だと良いな。

地上一面の落葉

潜ると種子が存在し

生命が宿っている

来世へ続け生命のタスキ

秋の訪れが近づくにつれ、心は揺れ動く。

切なさと喜びが交錯する季節。

夏の思い出を胸に秘めながら、

新たな恋の予感に胸を躍らせる。

無我夢中で走ってた

何処へ繋がるかも分からない人生

でもそんな世界に今日また恋をした