#空白の雨模様

空に滲んだ私の涙だって

何処かでは恵みの雨となる

鳴り止まない心の雷鳴

晴れてるように魅せてるだけ

急に切り出された別れと

降り出す雨のアイロニー

揺らぐ雨は鮮やかに

君への想いは鮮明に

心置きなく降るそれに

心打たれてる暇無くて

雨に打たれて気がついた

心はすぐには止まないと

切れ細やかな雨が降ったら

私の心は少しでも潤うから

驚く程鮮やかな音色で

君を思う雨粒となって

嫌だと溢れた日も

嬉しくて零れた日も

その全てが人生だった

見上げた空に笑顔を魅せて

零れた雨には気づかないフリ

いつの間にか雨が降っていた

無意味だと知りながら傘を差す

仮面を傘に喩えても

ボロボロだから意味ないね

雨が心を撃ち抜いた

生憎傘は持っていない