はじめる

#薄紅の春に君の咲み

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全11作品・








新しい出逢いばかりを探してたのは

まだ青かった僕だ。

君の幸せを考えたらダメですかって

今では別れることを悔やむ程

愛する人を見つけて…

月ヶ瀬 燈理(最新投稿見てね!)・2日前
薄紅の春に君の咲み
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薄紅の春に君の咲み
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好き
想い人
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口紅
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匂い
ポエム
春恋
君ニ熱中夢中症
世界はアイで溢れてる
嬉しい
楽しい
やっぱり好き
愛してる人
初恋

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アプリ『NOTE15』で作られました。

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薄紅の春に君の咲み
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【薄紅の春に君の咲み】










また駄目だった。





僕の病気が発覚してから


大きい病院を転々として来たが、


未だに治せた病院はない。





今回も治療や入院を繰り返したが


治すことは不可能だと告げられた。





僕の病気は本当に治るのだろうか。





体が重い。





負の感情に押し潰されそうだ。





「...ん。駿(しゅん)。」





ハッと顔を上げると


曇った瞳に彼女の不満そうな顔が映る。





「あ、あー、何の話だっけ?」





「聞いてなかったの?





もうっ、これからは


リクエスト聞いてあげないからね。」





拗ねたような口調で


ぷいっとそっぽを向き、


頬を膨らませる。





そんな仕草が酷く愛おしい。





「ごめんごめん。





小咲(ちさ)に


吹いて欲しい曲があるんだ。





駄目、かな。」





わざと悲しげな声を出すと、小咲は


慌ててこちらを振り向き口を開く。





「え、あ、ちょっと


からかっただけだよ。





そんな顔しないで?」





「......ふっ。」





あまりにも必死な表情で


話すものだから、つい笑みが零れる。





「...駿なんてもう知らない。」





からかわれていたのは


自分だと理解した小咲は


立ち上がって背を向ける。





後ろ姿だけで拗ねてることが


分かる程度には仲良くなったつもりだ。





さてと、あれをやるか。





サッと立ち上がりわざとらしく言う。





軽くお辞儀をするのがポイントだ。





「小咲さん。





先ほどのご無礼をお許しください。」





「...本当に反省していますか、


駿さん。」





くるっと振り返り、


彼女もわざとらしく敬語を使う。





「ええ、勿論。」





「分かりました、貴方を許します。





顔を上げなさい。」





言われた通り顔を上げると


笑みを浮かべた小咲が


僕の方へ寄ってくる。





「小咲、この謝られ方好きだよね。」





「うん、お嬢様になったみたいで


気分いい。」





「左様でございますか、お嬢様。」





「左様ですわよ、駿さん。」





顔を見合わせてふっと笑う。





この時間が永遠に続けと願った。





幸せだった。





病気のことなんて


忘れられてしまうくらいに。










𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃










「駿、次の病院に行くわよ。」





母さんの冷たい声が部屋に響いた。





「え、」





「次の病院なら絶対大丈夫。





必ず治るわ、ね?」





僕の肩を強く掴んで


自分自身に問いかけるように呟く。





僕のことを見ているわけじゃない。





母さんは僕じゃなく、


父さんの跡取りが必要なだけ。





だから必死で病院を探す。





跡取りを失っては


母さんが父さんに甚振られるから。





大丈夫、慣れてる。





そう自分に言い聞かせる。





ただ虚しさが胸を突き刺す痛みと


握り締めた拳の爪が刺さる痛み


だけが鮮明だった。










𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃










次の病院へ行く一週間前。





曇天の空は今にも雪を落としそうで


まるで僕の心模様のようだ。





病気のこと、病院を行くことを


小咲に伝えるべきか。





丘へ重い足を動かしながら考えた結果


小咲には引っ越すとだけ告げた。





彼女は異常なほどに動揺して、


赤く染まった頬を濡らした。





「...やだ、やだよ。





駿、置いて行かないで。」





震える声で僕を求める。





愛おしい、可愛い、離れたくない。





引き寄せて唇を重ねて


好きだと言ってしまいたい。





そんな衝動に駆られるが


拳を握りしめて理性を保つ。





もしこの病気が治らなくて


死んでしまったら


小咲を苦しめることになる。





だから、僕のことを


簡単に忘れられるように


浅い関係のまま離れなければならない。





分かっている。





分かっているんだ。





「...ごめん。」





小さく呟いて、


彼女の冷えた体を抱き締めた。





一緒にいられなくてごめん。





抱き締めてごめん。





中途半端な僕でごめん。





「絶対、絶対帰ってくる。」





嘘だ。





「来年になるかもしれないし、


もしかしたら


数年後になるかもしれない。





でも、必ずこの丘と小咲の元に


戻って来るから。」





忘れて欲しくない。





確証もない口約束でいいから


彼女を僕という存在で縛りたい。





子供のような我儘だ。





「...」





彼女は苦しげな表情で何かを呟いたが


次の瞬間には明るい笑み


を浮かべていた。





「...じゃあさ、


タイムカプセル埋めようよ。」





小咲の提案を受け入れ一週間後、


小咲が持ってきたクッキーの缶に


未来の自分へ手紙を書き、


桜の木の下に埋めた。





「僕が帰って来たら、


一緒に開けよう。約束。」





「...うん、待ってる。」





これが僕と小咲の最後の会話だった。










𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃










今年で3年が経った。





小咲と離れてから3年。





僕の病気は完治した。





過酷な治療や成功率の低い手術を


受けて今も息をしている。





全ては小咲に会いたい一心で。





久しぶりにあの丘へ向かう


足は軽かった。





「...駿くん、ですか?」





丘の入口にひとりの女性が立っていた。





小咲の面影が重なる。





ふわっとした雰囲気を纏った


綺麗な女性だ。





「えと、はい、駿です。」





「小咲の母です。





3年前、小咲がお世話になりました。」





何故、小咲の母親がここにいるのだろう。





何故、僕を知っているんだ。





疑問が頭を覆う。





「...駿くん、


小咲に会いに来てくれたの?」





「え、あ、そうです。





3年前、丘でまた会おうって


約束してて。





覚えてるのは


僕だけなのかもしれないけど。」





僕の話を聞いた小咲のお母さんは


顔を歪め、目に涙を溜めて言った。





「小咲は...。





3年前、病気で亡くなったわ。」





頭を鈍器で殴られたかのような


衝撃が走る。





小咲が死んだ?





あんなに美しく音色を奏でていた、


あんなに明るく元気だった。





何故、何があったんだ、どうして。





「小咲は幼い頃から持病を持ってたの。





貴方に出会う少し前に


既に余命宣告を受けてた。





病名は、」





聞き慣れた名前だった。





僕が患っていた病と同じ名前だった。





同じ病だったのに、僕だけ生きてる。





小咲は死んだのに、どうして僕だけ。





頭が真っ白で目の前がぼやける。





小咲、小咲、小咲。





「...行かないと。」





丘の芝に踏み入る。





真ん中に立つ桜の木は満開で、


周りには桜の絨毯が出来ていた。





「小咲、ただいま。





遅くなってごめん。」





3年前の小咲の面影に話しかける。





当然声は返ってこなくて、それが


僕に小咲が死んだ事実を突き付けた。





「小咲のお母さんが丘の入口に居てさ


僕に教えてくれたんだ。





小咲は病気で3年前亡くなったって。





僕、何も知らなくて。」





何も知らなかった。





小咲が僕と同じ病気で、


余命宣告を受けていたこと。





あの日、彼女は全て悟っていたんだ。





自分の命がもう長くはないことも


二度と僕に会うことが


出来なくなることも。





それなのに僕は、


待っていて欲しいだなんて


我儘を彼女に言ってしまった。





未来に絶望する痛みを


僕は知っていたのに。





彼女を傷つけたのは他でもない僕だ。





「駿。タイムカプセル開けてみて。」





柔らかい声が頭に響いた。





嗚呼、嫌な幻聴だ。





僕の理想が作り出した幻聴だと思うと


吐き気がする。





「...ごめん。」





流れ続ける涙を無理矢理拭い、


タイムカプセルを埋めた


木の下を掘った。





日が沈み出した頃、ようやく


缶を取り出すことができた。





桜の絨毯に腰を下ろし、


錆び付いた缶を開ける。





中には手紙が二通。





僕が未来の自分に書いた手紙と


小咲が未来の自分に書いた手紙。





「...え。」





『拝啓、


私が消えた世界を生きる君へ。』





そう書かれた三通目の手紙が


二通の手紙に挟まっていた。





震える手で封を開けると


綺麗な字がびっしりと書かれた


便箋が入っていた。





『未来の駿へ。





この手紙を読んでいる時、


私はもう死んじゃってるかな。





駿には秘密にしてたんだけど、


私、小さい頃からの持病で


余命宣告されてました。





ごめんね、約束したのに


一緒にタイムカプセル開けられなくて。





私、余命宣告された日に駿と出会って


世界が変わったの。





自由にフルートを吹いて、


駿がそれを聴いてくれる時間が


唯一生きてると実感できた。





だからありがとう。





いっぱいいっぱいありがとう。





駿と出会えたことが幸せでした。





駿もそうだったらいいな、なんて。





...貴方は私の生きた理由でした。





どうか私の分まで生きて、


幸せになってね。





過去の小咲より。』





「...小咲。」





想いが溢れる。





今日、小咲に伝えたかった言葉が


嗚咽を混じえながら散っていく。





「好きなんだ。





あの頃からずっと、


小咲が好きだった。」





桜と共に咲いた君へ。





絶対に君を忘れない。





口約束なんかじゃない。





これは確信だ。





必ず君に逢いに行く。





だからもう少しだけ待っていて。





手紙の最後の文を指でなぞりながら


桜の木に誓った。










𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃










『追伸





待ってるから、来世もその先もずっと。





もしまた出逢えたら、


絶対私から好きって言うから


覚悟しておくことっ。





大好きだよ、またね。』










_Fin.

檸薇 椏霧・17時間前
薄紅の春に君の咲み
感想ください
拝啓、私が消えた世界を生きる君へ
を読んでから読むことをおすすめします(
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ータグ紹介ー


# 薄紅の春に君の咲み

⥤うすべにのはるにきみのえみ

____________

春の訪れに桜舞う街中

隣で咲く笑みが薄紅に

染まる様が愛おしくて
____________

解釈自由・複数使用可

贈り物は先着何名か

檸薇 椏霧・3日前
薄紅の春に君の咲み
タグ紹介
解釈・使用自由
独り言
霞がかった夜に零れる

つぼみが開き
やがて花が咲く

薄紅に染まる
君の横顔が

可愛らしく
まるで花びらのようだ

照れ屋な君は
意地らしく

なかなか目を
合わしてくれないけど

君の笑い声と
袖をつまむ仕草

いつも隣で感じているよ

逢瀬 誠・2日前
薄紅の春に君の咲み
タグを使わせて頂きました。感謝の言葉
ポエム
君の隣

"また会おうね”

別れ際に笑顔で手を繋いでくる

そんな君を大切にするよ

神々廻 勇凛・1日前
薄紅の春に君の咲み
君の隣
また会おうね
駆け寄る
笑顔
手を繋ぐ
そんな
大切に
大切な人
タグお借りしました
ポエム

今年も咲いてくれて

ありがとう

きみの好きな公園のね

きみがきれいだねって言ってた

桜の花がね

今年もきれいに咲いてくれたよ

きみも隣で見ているのかな

きみの姿も

見えればいいのに

小夜千鳥𓂃𓂂𓏸・12時間前
薄紅の春に君の咲み
君の隣
タグお借りしました
ポエム

それでもずっと

愛してたんだ

紅桃 短編小説の感想(。-人-。)クダサイ・10時間前
甘い毒に犯されて
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