先輩に恋するダメ後輩・2018-08-30
先輩
戻りたい
表彰式
今日、久しぶりに先輩の顔を見た
全然変わってなくて、ちょっと安心。
ステージで表彰されている姿は
誰よりも輝いていて
私が本当に愛しかったのは
先輩もだけど、先輩と過ごした
時間だって実感した
先輩、最後らへん
部活はそんなに来なかったのに、
学校は休まず行ってたんですね。
中学三年間の皆勤賞、
おめでとうございます。
高校もそのままでいてください。
卒業したら、もう会うことはないだろうけど。
私より後ろの席にいる貴方に
緊張してると思われたくなくて
冷静を装って聞いた会式の辞
実は指先の震えが止まらなくて
貴方よりも先に呼ばれた名前
一気に安堵が襲って嬉しかった
珠算優良生徒表彰式疲れる…
⊂⌒っ*-ω-)っ
舞台に立つ奏者には
何よりも心が大切なの
“向いてないかもしれない”
“自分はなにを表現したいのか”
“自分は何を大切にしたいのか”
「本当にこの道に進んでよかったのか」
考え始めたらキリがない
賞が欲しいんじゃなくて
“向いてるよ”って
“伝わってるよ”って
誰かに肯定して欲しかった
“好き”って気持ちだけで
追いかけ始めた夢を
本当にこれでよかったのかなって
不安になる私の背中を
後押ししてくれる何かが欲しかった
だから、表彰されるような
作品を作りたかった
なんて
こんな考えじゃきっと
いいものなんてできない
そんなの分かりきってるのに
今日の終業式前の表彰式で、
ひとクラス一名が選ばれる
優秀な生徒に、貴方が選ばれて
表彰されてた。
流石だななんて思いながら、
人気出ちゃうななんて心配して。
恋人でもなんでもないのにね。
お、終わったァァァ!
長い戦いだった←
ただひたすら座ってどこぞの代表やらなんやらの
話を聞くだけの式←
表彰以外では立てない
2:00からの2時間やっと終わった!
マヂで疲れたよ!
先輩の前では
目立つことはしたくないのに
学校側はそれを許してくれないようだ
僕は君に
恋をして
3等賞
恋が愛に
ジャンプ2等賞
愛が君へ
憎しみ幸せ
一等賞
等しくないで
しょう、君は