#道化師

「踊らされているあなたが可哀想になった」
あなたが後から伝えてくれた言葉

あなたの心の叫びはかこう聞こえた
「ぼくの前でぼくと踊って欲しかった」

君は半分の面をつけた

道化師でいたいんだね

綺麗な世界でぼくだけ

モザイクをかけられている

みんなから見えないように

みんなが幸せでいられるように

ぼくは目立つ場所で

モザイクをかけられている

ピエロのように

心で笑われながら

家での呼吸から学校での呼吸へ。

呼吸を変える時が1番苦しい。
自転車登校だから行き道に
息をきらせて新しい呼吸にする。
自転車に乗っている時は
過呼吸みたいな状態だ。

本当の呼吸すら出来ない。
そう、道化師(ピエロ)の呼吸。

愚かな道化師に媚びるくないなら

わたしは

あの魔女の色でいい。

道化師はねるねるねるねを練らない。

ねるねるねるねを練るのは、子供か、
魔女に賛同する大人だけだ。

嘘だと知っていても

道化師は笑わなければいけない。

笑いながら

ねるねるねるねを

練らなければいけない。

その瞼の下に

涙のマークを

描いていながら…

その昔、大人になってもねるねるねるねを練る人物は、異端者か道化師だけだった。

現代では、年齢や信条は関係なく、誰でもねるねるねるねを練ることができる。

それに、大人のねるねるねるねという便利な製品も、現在では利用可能なのだ。

人の心に芽生える紫陽花


心変わり
移り気な


仕方ないよね
人間だから



でも
信じていたい
変わらない物を秘めた人は
幸せだと思う
人の何倍も辛い想いをするけど
全てが人生の肥しだよ
淋しいとか哀しいとか
経験した分
その代償に


人の気持が解るように
成れるんだから


そんな人生で終わっても

悔いはないと
心に秘めて終わりたい












そして




化粧を落としたピエロは
一粒の涙を書き添えて眠る



・

情状酌量の余地無し
うっせぇわじゃ済まない現実
若さ故の過ち
片付く哀しい道化師
lonelylonelyと鳴いて
homesicksickと泣いた
あの夜汽車も
相乗り出来る人がいたら
一人きりでも動く心臓

道化師は愚者だが、
民衆の心を動かす

スターバックスで

村上春樹の本を

傍らに置いて

MACを開いて

何か入力している

愚か者…

決まって彼らは

ねるねるねるねを練りながら

コーヒーを飲んでいる。




道化師としては

合格だが

練る者としては

不適格なのだ。


ねるねるねるねは

公然の場で

見せびらかして

練るものではない。

だからもし、

子供部屋で練っている彼を

見かけても

そっとしておいてあげて

ほしいのだ。

彼は今、

色が変わらないと知りながらも

練り続ける、

哀れな道化師の役を

演じている

つもりなのだから。

ロマンチックな夜に
絡ませた指は

寒さに堪え忍びながら
ひどく汗ばむ

キスをしたあと
少し照れて

無口な俺は
燃え上がる情熱をひた隠しながら

いつか君を幸せにしたいと
心の中で

得意気でもないのに
つまらぬジョークをかまして

下手な道化師を演じてみせる

心の中では「大好きだよ」と
見透かされてるくせに

ビールを飲みすぎて
吐きそうな
こんな夜には
今までに練ったすべての
ねるねるねるねに
謝りたいような気分に
なってしまう。

それでも
僕が道化師の格好をして
踊っても
あの魔女は僕を
赦してはくれないだろう。

ブラッド・ピットが

ねるねるねるねを練ると

かっこいい。

一方

僕がねるねるねるねを練っても

女の子は笑わない。

たまに笑う人もいるが

それは “道化師” を嘲笑う
　　　―あるいは、悪気のない…

笑いであって、

結局のところ、

僕がねるねるねるねを練っても、

ダサいだけなのだ。