#遥か遠くの貴方を想う

前略

東京はオリンピックの熱を帯びた空気となりました
感染者も2000人近い人数に増え、ため息と不安も混ざっています

貴方はお元気でいるでしょうか

私は相変わらずです
ちゃんと笑えています
だから、安心してください
貴方と別れてから泣いてばかりの日々でしたが…
昨日は一度も思い出す事なく眠る事が出来ました

それに驚いて、こうして手紙を書き始めました

私はもう大丈夫そうです
だから、貴方も進んでください
彼女に連絡したのかな？
それが気になっていました
勝手だよね、あんなに邪魔したのに…
ごめんなさい
もう、私の事は気にしなくていいからね
貴方の幸せを考えてください

私も大人になります
貴方の幸せを祈るようにします　

貴方が進む事が私の背中も押すのですよ
そう思ってくださいね

目覚めの良い朝です
気持ちも落ち着いた、こうして貴方と向き合えました

この気持ちをお伝えしたくて
お手紙を書きました

どうか、届きますように


かしこ

僕の知らないところで


僕が知らない柔らかな表情で


僕が知らない人と笑わないでよ＿

｢# 暗い心の隙間｣
｢# 遥か遠くの貴方を想う｣
｢# 私の新しい世界｣
｢# 不確かで歪んだ愛の証明を｣
｢# オレンジに染まる世界で｣
良かったら、使って下さい。

使用前の報告はお任せします。
気付くのが遅いので多分報告あれば
すぐ、とまではいきませんが見ます。

通り雨が降りそそぐ
傘も持たず立ちすくむ僕ら
逃げ込んだ屋根の下で
暗い空を見つめてた

時間だけが遠ざかる
ノイズのような雨音の中で
傷つかない言い訳を
君は探し続けてた

枯れるほど泣いて 飽きるほど泣いて
それでも足りないほど
泣
い
て

都合よく流れる
悲しみの雫
｢その涙は誰のもの？｣


どんな言葉並べても
僕の心は変わらないから
せめて今は本当の
｢(君の気持ちを聞かせて)｣

枯れるほど抱いて 飽きるほど抱いて
それでも足りないほど
抱
い
て

<ひとつになれた>とか
夢を見てたのは
他でもない僕だった

雨宿りのような恋は
いつか終わりを告げると
はじめから知ってたのに…

<誰のせい>だとか考えるたびに

｢出会わなければよかった｣なんて

くだらない答えにたどり着くだけで

何
も
変
わ
り
は
し
な
い
の


枯れるほど泣いて 飽きるほど泣いて
やがて冷たい雨も
止
ん
で

｢サヨナラ｣のかわりに
微笑んだ君の
｢その笑顔は誰のもの？｣

最後にもう一度君に触れたくて
僕はこの手を伸ばした＿

＿それすらもできなかった

私の想い人へ【ピンクの秋桜】を

あぁ、私には貴方は眩しい。

だから私は【紫苑の花】を持って

遥か遠くの貴方を想う。

想い届かずとも、耐える事なく想い続けよう