千華・2022-02-18
オリンピック
感動をありがとう
坂本花織選手の演技
素敵でしたね
見ててうっとり…引き込まれました
優雅で華麗で美しい
これぞフィギュアの神髄だ、と
4回転は確かにすごいのかもしれない
でもジャンプだけが
フィギュアじゃないでしょう?
ロシアの選手たちよりも
絶対に坂本選手の方が魅力的でした
もちろん、4Aや3Aに果敢に挑戦した
羽生結弦選手や浅田真央選手も
素晴らしいと思うけれど…
自分にできる最高の演技を追及した
坂本選手の決断もすごいと思います
〈今、自分にできることを精一杯〉
色々なことを気づかせてくれた
昨日の女子フィギュアでした
⛸️
オリンピックも
終わりましたね
嬉しい涙
悔しい涙
笑顔も決意も
いろんな思いが
鮮やかに咲いて
弾けて…
私たちの心に
消えない光を
残して…
選手の皆さん
お疲れ様でした
14ー4
キミはナップサックから
リボンを取り出します
そして棒の先に結んだら
棒を上下に振ります
リボンはヒラヒラと
蝶々のように
揺らめきます
キミが棒を
振り回すと
リボンは渦巻きを描きます
キミは棒を振りながら
跳びはねます
リボンは不規則に
生きているかのように
くねっています
14ー5
キミはボクに
新体操だよと言います
本物は白鳥の湖を流して
舞うのだそうです
それがホントか
信じられなかったけど
ついついキミの舞う姿が
白鳥というより
アヒルみたいと言ったら
キミは怒って
棒でボクの頭を叩きます
そしてアヒルは
大きくなったら
白鳥になるんだよ
ボクを指さして
そう言います
そんな童話があったけど
やっぱりイタズラ好きのキミが
白鳥になる姿が想像出来ません
14ー2
公園に着いたら
キミはナップサックから
一本の棒を取り出します
持ち手は黒色で
先端にオレンジ色の
弾丸のような物が付いていて
どこかで見たことがあります
どうしたのとたずねたら
先生の机の上に置いてあった
何の悪気もなく答えます
その棒は先生が
授業で使う黒板を指す棒で
先生が忘れて帰ったのを
キミが持ち出したのです
怒られるから
先生に返しに行こうと言うと
明日の朝机の上に戻しておくから
平気で答えます
14ー6
キミは棒を
めいっぱい伸ばしたら
真ん中辺りを握って
助走をつけて
思いっ切り投げます
軽やかに宙を舞った棒は
カランと乾いた音を立てて
地面に落ちます
思ったより遠くまで
飛んだと思ったけど
キミは不服そうです
棒を拾い上げて
今度は角度をつけて
高く投げます
棒は舞い上がったと思ったら
持ち手側から
着地します
眠る前に
考えてみた。
もし
ねるねるねるねが
オリンピックの種目だったら…
無論
そんなことはあり得ない。
ねるねるねるねは
知育菓子なのだから。
チョー気持ちいい~
何も言えねぇw
14ー1
キミはボクの家に来るなり
オリンピックをしようと言います
オリンピックが何か知ってる
きいてみると
沢山の人が集まって
運動会をするんだよ
と答えます
間違ってはいないけど
何かが違う気がします
キミはボクの手を引いて
公園に連れて行きます
キミが背負っている
ナップサックが
すごく気になります
14ー12
キミはまた
ナップサックに
手を入れています
先生の使う棒で
こんなにいろいろと
考え出せるのに
なぜ勉強は嫌いなのか
不思議でなりません
キミはビー玉を何個か
両手で抱えています
こんな小さな球を使う競技が
オリンピックにあっただろうか
考えつきません
キミは9個のビー玉を
菱形に並べます
そして残り1個を
少し離れた場所に置きます
地面にはって
棒をキュー代わりに
手球を打ちます
でも棒の先は
丸まっていて
ビリヤード台でないから
ビー玉は真っ直ぐに
転がりません
不服そうなキミは
何度も挑戦します
でも失敗ばかりです
14ー3
キミは棒を伸ばします
上下に振ると
ヒュンヒュンと
空気を切る音がします
キミは棒の先を
ボクの顔に向けます
もしかして
フェンシングのつもり
そう問いかけたら
そのとおりと
得意になって答えます
そして素振りを始めます
棒を振るたび
ヒュンヒュンと
気持ち良い音がします
キミはこれを見た人が
フェンシングを考えたんだよ
無茶苦茶なことを言います
14ー14
今頃になって
ボクは気づきます
ビリヤードって
オリンピックの種目だろうか
キミにたずねてみたら
よく分からないけど
信じればきっと叶うから
と答えます
ボクたちが信じて
果たして叶うのだろうか
腕を組んで考えていて
大事な事に気付きます
キミから棒を受け取り
傷んでいないか
確認したら
伸び縮みするものの
棒は傷だらけです
明日先生の机に
そっと返しても
誰かが外に持ち出したことは
すぐにバレてしまいます
そして真っ先に
疑いをかけられるのは
絶対にキミなのです
キミの発想力には
金メダルをあげたいけど
先生から貰うのは
大目玉なのです
そしてボクも一緒に
お説教をされる
ゆううつだけど
キミと一緒なら
良いことにします
⸜ 女 子 フ ィ ギ ュ ア ス ケ ー ト ⸝
か お り ん 、 銅 メ ダ ル の 𝟑 位
新 葉 ち ゃ ん 、 𝟓 位 入 賞
お め で と う ご ざ い ま す 𓂃𓈒𓏸
14ー8
やり投げをやめたキミは
ナップサックから
ハンガーを取り出します
ハンガーを何に使うかよりも
一体どれだけの道具を
キミは持って来たのか
気になります
キミはさっき使った
リボンをねじって
ハンガーの両端に
結び付けます
何をするか
どんな結果になるか
すでに分かります
14ー7
やっぱりキミは
不服そうです
キミは棒を拾って
縮めてから
先を地面に向けて
落とします
棒の先が着地して倒れます
キミは棒を拾い上げ
先端を眺めます
そして何か発見したように
高らかに言います
こんなに先が丸くては
地面に刺さらない
キミの言っていることが
分からないので
何のこととたずねたら
キミはボクに棒の先を向けて
やり投げの槍は
地面に刺さらないと
楽しくないんだよ
不満げに言います
ボクは槍ではないから
そう言いたかったけど
黙っていました