・2022-04-09
青を亡くして
君との想い出に浸れば
僕はずっと幸せなまま
溺れた夏に君の亡霊
泣いてしまうほどに
弱かったのだろうか
届かない愛は酸素にして
僕、まだ溺れていたいや
追憶
君が空けたこの穴を
愛だなんて呼ぶには
脆く醜いのでしょう
まだ僕が触れられる夜の中で
どうか星になってくれ
執着
拝啓、弱虫な僕
誰かに頼る大切さを
覚えて下さい
心中
どうかうまく生きてね
追憶
沈んだ月に眠り姫
夢の中でまた逢えたら
溺れて致死量の夏
君が天使になるには
まだ月が明るいよ
ばいばいと泣いてみても
君はきっと気付かないのです
8月のぺトリコール
うるさい蝉の声
惰性を嫌った午前3時
二度と戻らぬ君の
白い肌に透けた夏は
最後まで僕を孤独にして
ずっとを誓った約束は
亡骸へと変わり果てた