《小説》
フィクションでもあり、ノンフィクションでもあります(?)
語彙力がないので、
頑張って理解してください。
『君の隣は』
ガラガラガラ
『おはよー』
そう眠そうに君は入ってきた
いつも遅刻ギリギリに来る
もういっその事遅刻してしまえばいいのに…
そう思いながらも挨拶をする
「おはよ☆」
『おはよ☆
じゃねーよww
置いていくとか、馬鹿なの?』
「だって、降りてくるの遅かったし」
『はぁ?
10分遅刻しただけじゃん』
「俺のとっては10分は大きいのさ
ほら、早く席つかねーと遅刻扱いになるぞ」
『ちっ
あー、もうっ』
そう言って、俺の後ろの席に座る
まだぶつぶつ言っているようだが、気にしないことにしよう
キーンコーンカーンコーン
「おい、賴起きろ、ご飯だぞ」
『んぁ、よく寝たぁ』
そう眠そうに目をこすっている
まったく、なんのために学校に来ているのか…
「お前そろそろ、やばくね?
留年するぞw」
『そんときは麗に教えてもらうし』
「俺は逃げるぞ」
『俺を見捨てる気かっ』
そう適当な話をしながら
飲み物を買うために
廊下へ向かう
ガラガラガラ
[キャー]
賴が廊下に出ると、女の子たちが騒ぎだす
はぁ…
賴は、イケメンだし毒舌だけど良い奴だし、
馬鹿っていうギャップもあって
まぁ、女子の、狙いの的だよな…
自販機に着いた
「何飲む?」
『いちごみるくで』
「りょーかい」
こいつは重度のいちごみるく推しだ
そんなに飲んで飽きねーのか…
[あの、すみませんっ///]
「『ん?』」
2人して
話しかけてきた可愛い女の子を見つめる
[賴さん、ちょっと時間いいですか///]
あー、また賴か
相変わらずモテモテだなぁ…
こいつはデレデレしてるし、
ズキッ
なんか、こいつら見ると胸が痛い
なんでこんなに苦しいんだ
「賴、俺、先帰っとくな」
ダダダッ
『おいっ、麗?』
賴は、振り返りながら俺に声をかけた
俺は無視して走った
はぁはぁはぁ
いつの間にか屋上に来ていた
(どうしてこんなに苦しいんだ
賴が告白されるなんていつものこと
今までなんにもなかったのに
なんでだ
いつもと違ったのは
いつもより可愛い女の子だったことと、
賴がデレデレしていたことぐらい、)
(なんだよ、
俺が嫉妬してるみたいじゃねーか…
ちがう、
俺は賴のことなんか好きじゃ…)
そう思うと涙が出てきた
泣きたくないのに、何故か出てきてしまう
(あぁ、そうか
俺は賴が好きなんだ
どうせ叶いもしないのにな)
少しして気持ちが落ち着いた、
教室に帰った
『おー、おかえりぃ
どこいってたん?』
「んー、ちょっと屋上で涼んできたー
要件なんだった?」
分かりきってることを聞く
『告白されたぁ///』
ちょっと顔を赤くしながら言う君
あー、両思いだった系か
「おめでとぉw
相変わらずモテるなぁww」
『気のせいだよw』
どうせこの反応なら、
おっけーしたのだろう
いつもは俺は賴と帰ってるけど、
今日は遠慮した方がいいか、?
「賴ー、今日先帰るわー」
『おぅ、どした、いきなりw
りょーかい』
こんな話をしていると5時間目が始まるところだ
キーンコーンカーンコーン
《それで、ここの公式は〜》
先生がなんか説明している
頭に話が入ってこない
俺はこいつが好きだったのか
叶わない恋って辛いなぁ
もういっその事、告白して早く振られようか
その方が楽かな…
キーンコーンカーンコーン
《よし、じゃあ授業はここまで〜》
ガタガタッ
気をつけ、れいっ
ありがとーございましたー
ザワザワ
みんな帰りの準備を始める
相変わらず賴は寝ている。
「おはよー、賴」
『おはよw』
「賴、今日家帰ったらお前ん家行くわ
家ついたら、LINEちょーだい
話したいことある」
『りょーかい、?』
「じゃ、また後でー」
そう言って俺は立ち去る
今日はあの可愛い子と帰るんだろう
あいつの隣は俺だったのに
ガチャッ
「ただいまー」
そう言うも、返事がない
まぁ、誰もいないから仕方ないけど
「あっつぅ」
そう言って冷蔵庫からパピコを取りだし、
食べた
(昔は賴と、半分こして食べてたなぁ)
ピコンッ
「んぅ?」
パピコを食べながら携帯を見る
賴 : 家帰った。
麗 : りょーかい、今から向かう
急いでパピコを食べ
賴と家へと向かう
ふぅ、深呼吸をして、
インターホンを押す
ピーンポーン
ガチャッ
『どうぞー』
賴が出迎えてくれる
「お邪魔しまーす」
そう言って靴を脱いで家へ上がる
久しぶりに賴の家に来た
懐かしいと思いながらも賴の部屋へと進む
ガチャッ
「うわぁ、綺麗なのムカつく」
『どやぁ』
ストンッ
『んで話ってなんだ?』
頑張れ、俺
ふぅ…
「なぁ、賴」
『ん?』
「『……』」
「俺さ賴のこと好き」
「『…』」
沈黙が流れる
振るならさっさと振ってくれ
『いきなりどうしたんだよ…』
賴が呟いた
「俺さ、今まではお前になんの思いもなかった
でも今日、あの可愛い子といると、お似合いでさ
お前の隣に立つ資格なんか俺にはなかった
だから、最後にこの思い伝えときたくてさっ」
スクッ
「じゃあ、ここら辺で帰るわ
ありがとな」
よしっ
最後に
賴に抱きつこう
俺との縁はもうここで終わるんだから
これくらい許せ
ギュッ
「ばいばい」
ガチャッ
そうして賴の家を出る
はずだった。
『おいっ、待てよ』
賴が俺の手を掴んできたのだ
『何勝手に一人で終わろうとしてんの?』
なにを言ってるんだ
俺は、俺はっ
「だって俺、」
『だってじゃねーよ
俺の話も聞かずに、先行きやがって…』
『なぁ、麗
俺もお前が好きだ』
…は?
何を言っているんだ、こいつは
冗談にも程がある
『お前のその、可愛い声も、
反応も、性格も全部が好きだ
こんなこと言ったら、嫌われると思って言わなかった、』
『だからさ、もう終わりみたいに言うなよ…』
嘘だ、
賴がこんなこと言うわけ…
「ほんとに…?」
『あぁ、もちろん』
俺は嬉しかった
他の誰でもない賴に、好きだと言って貰えて
そしたら何故か涙が出てきた
最近泣いてばかりだな
『なんで泣くんだよ…w』
「ちがっ、嬉しくて」
そう言うと賴は、キスをしてきた
舌を絡める
俺は不器用ながらも真似をした
キスなんかしたことなくて、
顔が赤くなって
息が苦しくなる
「…///」
やっとキスがやんで、
目がとろんとしてしまっている
頭がふわふわして
幸せに包まれた
『麗、愛してる
俺と付き合ってくれませんか。』
いきなり言われた
落ち着く暇さえ持たせてくれない
俺はふわふわしたまま答えた
「よろしくお願いします///」
『ニコッ』
賴は、手を繋いで
家まで送ってくれた
『じゃあな、麗!』
「うん、またなっ」
そう言って自分の部屋へ行った
嬉しくて、嬉しくて
やっぱり俺には賴がいないといけないんだなって、
そう思いながら、
幸せな明日を
願うのだった
ピピッピピッ
「んぅ…」
カチッ
目覚ましがなって、朝が始まる
今日は、賴と一緒にお出かけだ
懐かしい夢を見たもんだ
後で賴に話そう、
どんな反応するかな…w
身支度をして、家を出る
「行ってきます」
ガチャッ
トコトコ
賴の家に着いた
ガチャッ
勝手に家に入り、賴の部屋へ行く
「おはよ」
そう言って賴と手を繋ぐ
周りから見ればおかしな光景だが、
それでいい
賴の隣は俺だ
誰にも譲らねーからなっ
賴、愛してる。
________________________
登場人物
「」▹▸麗
『』▹▸賴
[]▹▸女子
《》▹▸先生
賴と麗の学校生活のお話
夢だけど語らせて?
賴と麗を、よろしくお願いします。
なう(2021/05/30 20:47:41)