#309

ぼくは 尊厳死を選択し

枯れ果て逝くけど

きみは まだ つぼみ

咲き誇り 美しく 色づく 未来が

花々のように 明るく しあわせな色で

鮮やかに 彩られるように 祈ってるから

もう…涙はふいて 笑って…。

“夏休み入る前か
夏休み中かどっちがいい?”

“んーどっちでもいいよー
ほかのみんなに任せる”

“おっけい”

たったそれだけなのに

話せたことが嬉しくて。

緊張していたのか

話し終わって好きな人が

去った後、足がガクってなって

その場に崩れ落ちてしまった。

人生は決められた時間しかない
いつ終わるか分からないこそ
｢この瞬間｣｢このひととき｣を
感謝しつつ楽しむんだ！
楽しんだ者勝ちでしょ！

久しぶりに
専門学校の友達と会って
焼肉パーティ！

いつもは食べない
黒毛和牛や海鮮チヂミに
舌鼓をうちながら

ビール片手に

くだらない話から
真面目な話までして

うーん！
これぞ大人の女の
週末の醍醐味ですよ！

カラオケ行って
この曲は盛り上がるかとか
そんなの気にせず入れても
大丈夫
好きな曲歌えるって素敵

近場に住む友達が
「うちとまりにきなよ〜」
っていいだして、
「いきたーい！」と、
ノリでおしかける

こんなのいつぶりかな？

ちょっといいシャンパン
あけてもらって
だけどつまみは
さっき買った
コンビニのお菓子

このアンバランスさが
なんとも絶妙

年齢はバラバラだけど
やっぱり学生時代の友達はいいなぁ！

「最高に楽しかったね！」
「月1でやろうよ！」
「海外旅行もいきたいね！」
なーんて
そんな感想で
爽やかな朝に
年甲斐もなく
駅でハイタッチ

ね？
アラサー女だって夢があるでしょ？

最高よ！

もちろん
それをこころよく送りだしてくれる
相方にも

心から感謝

こんな人間関係を
享受している

私も
捨てたもんじゃないなー

なんて
ニヤリと笑いながら
電車に飛び乗った

命は彼方を目指す
消える事無い罪と痛み
抱き締めて
And everything turns to
dust to dust
倒れて土に還るとき せめて
小さな花がほら咲きますように